携帯小説!(PC版)

トップページ >> 恋愛 >> 帰り道

帰り道

[612]  通りすがり  2007-12-03投稿
独り教室に残る俺

身支度が遅く、いつも最後になってしまう

そんな俺の所に駆け込んで来たお前

『先輩、また最後じゃないですか』

笑いながらお前は言う

もう部活は引退している

『何だよ!』

少し先輩ぶって言ってみた

お前はいつもの調子で

『何だよって。
今日は部活ない日だから、一緒に帰ろうかと思って。』

一呼吸おいてまたお前が言う

『可愛い部活の後輩が、わざわざこんなおっかない先輩を慕って来てあげたっていうのに…。』

こいつとの会話はいつもこんな感じだ

だが確かに、みんな後輩は俺を怖がり避けている

別にだからといって何とも思ってない

身支度を済ませると俺は黙って部屋を出た

後ろからちょこちょこついてくる

帰る途中お前は、給食の事や、発表した事など、ホントにくだらなぃ話を楽しそうに俺に話してきた

俺自身そんな時間が嫌いじゃなかった

お前と別れる所にすぐ着く

『じゃあまた明日』

そう言うとお前はいつまでも

後ろ向きで歩きながら手を振った

『転ぶぞ!』

言ったそばからマンホールにつまづき転んだ

照れながら笑うお前

そっとかけより声をかけた

『ばぁか』

感想

感想はありません。

「 通りすがり 」の携帯小説

恋愛の新着携帯小説

サーバ維持用カンパお願いします。
WebMoney ぷちカンパ

Twitterで管理人をフォローする

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス