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あたしにあなたが見えません。 第2話

[119]  りん  2007-12-03投稿
あたしにあなたが見えません。の続きです。


「そうなんだぁ〜。サヤって大胆だね。」


「え???別に普通じゃない??ってか、ハルナなんてまだキスもしたことないんでしょ???ありえなーい。」


「おい、そこ喋ってないでしっかりやりなさい。」

テニス部のコーチの木村先生に怒られた。



「っはい。」


沙耶と私は声をそろえていった。


それから、斗馬のことも考えず練習に集中した。
テニスは中学の時から大好きだったから、ハルナにとって人生テニスがなくてわいけないものとなっていた。


練習が終わった。
帰りは、斗馬以外家が近い人がいない。
だけど、斗馬とはいつも帰っていない。だから、一人でかえってる。
まぁ、なれっこになっちゃったんだけど...。
いつもどうり、制服に着替えて、学校をでた。


外はもうすっかり暗くなっていた。もうすぐ冬だから、日が暮れるのもはやくなっていた。



はぁ〜。
この道、人すくないなぁ...。
なんか、怖い...。



前に、高3ぐらいの男子が5人いた。
いかにも、みんな悪そうな雰囲気で耳にピアスをしてたり、タバコをすってたり、髪の毛はツンツン金髪。



やだぁ〜。
あの人たちの前通るのぉ〜。
しかも、みんなこっち向いてない!?
どうしよう...。
怖いよ...。
走ったりしたら、よけい追いかけられそう。
よし。
下むきながら、早歩きでいこう〜。


「よう!君何年?」


一番悪そうな人に話しかけられた。


「...。」


関わりたくないから、無視した。


「おい、おい、おい、シカトとかよくねぇ〜ぜ。」

腕を捕まれた。


「いやっ。」


私は、逃げようとしたけど、5人に囲まれてしまった。


「俺らと遊ばねぇ〜??」


やだ〜。怖いよ...。
誰か、誰か助けて。


続く。

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