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私と彼と友達と【?再会】

[293]  ピアニッシモ  2006-03-31投稿
《えー!!良頭大学受けんの??》
春樹と決めた事を早紀にメールで報告するとすぐにこんな返事が返ってきた。
《そこまでビックリしないでよ。私だって無理だと思う。けど、春樹に誘ってもらえて・・》
嬉しかったんだ。
本当に。
無理かもしれない。
苦労もすると思う。
けど、春樹と一緒なら頑張れる気がしたんだ。

《嬉しかったか・・。
真美は本当に一途に春樹が好きだね。》
という早紀の返事に顔がホテッタけれど、自信を持って、
《うん。私は春樹のことが大好き。》
と答えることができた。
《春樹は真美のために当然手伝ってくれるのよね?》
《あ、うん。毎週日曜に2時から図書館で勉強会だって。》
春樹と勉強会・・それはひそかに楽しみだった。
でも・・現実は厳しいものだ。

1回目の勉強会の日。
私は、とびっきりオシャレをし、とっても重い参考書を担いで図書館に向かった。

図書館は静かで、自分の足音が心地よく響く。

まっすぐ歩いて行くと、見覚えのある人影が私を見て言った。
『真美・・?』
春樹だ。
目が合ったトキにもう、2年近く会っていなかったことを感じた。
背が伸びて、かっこ良くなって、少し大人っぽくなった気がする。

私達はしばらくだまって見つめあっていた。
その間私はドキドキして、心臓が壊れそうだった。
たまらなくなって私が言った
『あのっ』
が春樹も同時だった。
それで、2人の緊張が解けた。

『会うの久しぶりだなっ。』
春樹は笑顔で言った。
『うん。なんか妙に緊張しちゃった。』
随分大人になっていたから、とは恥ずかしいから言わなかった。


『これはχが・・。』
さっそく勉強し始めたが良頭大学の過去問は難しく、すぐに春樹の手を借りることになった。
『なるほど!ごめん。いきなり分からなくて。』
私は申し訳なくて謝ったのに、春樹は
『良いよ。難しいし、この問題。』
と笑顔だ。

だから私は、春樹の優しさに答えるために家でも、猛勉強を始めた。
春樹に安心してほしかったから。そして、一緒に良頭大学に合格したいから。


それから、何回も勉強会をして春樹とよく会うようになった。
なにもかもがうまくいくと思っていたが、

事件が起きた。

糸売<
読んで下さっている方々へ
?は?を投稿した3日後以内には書きたいと思っています。



感想

  • 578: ある事情で続きを書くことが出来ません。 でも、きっと書くので読んで下さっている方々は申し訳ありませんが、定期的に覗いてみて下さい。 By:ピアニッシモ [2011-01-16]

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