戦国異聞〜鬼と竜〜2
『おい』
隻眼の男の足元から声がした。
『なんだ、異国人じゃねえのか』
『此所は地獄か?』
隻眼の男は、倒れている男の顔を見た
『お前、なんて眼をしてやがる。まるで鬼みてえだな』
『此所は地獄か?と、聞いている』
『けっ。それが人に尋ねる態度かよ。取り敢えず、手を放しな』
『あ、ああ、済まない』倒れている男は手を放し、立ち上がった。
『ふん。そうだなあ、此所は地獄かもしれねえし、極楽かもしれねえぜ』
『まあ、どちらでもいい。お前は誰だ?』
『はっ。人に名を聞くときゃあ、まず自分から名乗りな』
羅紗の軍服の男と、隻眼の男は睨み合った。
『俺は、新撰組副長、土方歳三だ』
と、羅紗の軍服の男は名乗った。何故か、陸軍奉行並とは答えたくなかった。
『新撰組だぁ?聞いた事ねえなあ。まあ、いい。俺は正宗、奥州独眼竜伊達正宗だ』
歳三は驚くと同時に笑った。
『やはり此所は地獄みてえだな。』
『あぁ?』
『いや、何でもない』
歳三は、正宗を観察してみた。隻眼からは燃えるような炎が出ている様だが、何故か親しみやすい男の様に思えた。
『ところで、その伊達正宗が何故こんな処にいる』
『はぁ?何言ってんだ、お前。此所は俺様の国だぜ?それよりも、お前、かなり腕が立つと見た。ちょうど暇してたんだ。おっぱじめねえか?』
歳三は苦笑いを浮かべた。どうも俺は剣の世界から離れられねえようだ。
『どうする?』
正宗が燃えるような瞳で聞いてきた。
『いいだろう。』
歳三は剣を抜いた。
隻眼の男の足元から声がした。
『なんだ、異国人じゃねえのか』
『此所は地獄か?』
隻眼の男は、倒れている男の顔を見た
『お前、なんて眼をしてやがる。まるで鬼みてえだな』
『此所は地獄か?と、聞いている』
『けっ。それが人に尋ねる態度かよ。取り敢えず、手を放しな』
『あ、ああ、済まない』倒れている男は手を放し、立ち上がった。
『ふん。そうだなあ、此所は地獄かもしれねえし、極楽かもしれねえぜ』
『まあ、どちらでもいい。お前は誰だ?』
『はっ。人に名を聞くときゃあ、まず自分から名乗りな』
羅紗の軍服の男と、隻眼の男は睨み合った。
『俺は、新撰組副長、土方歳三だ』
と、羅紗の軍服の男は名乗った。何故か、陸軍奉行並とは答えたくなかった。
『新撰組だぁ?聞いた事ねえなあ。まあ、いい。俺は正宗、奥州独眼竜伊達正宗だ』
歳三は驚くと同時に笑った。
『やはり此所は地獄みてえだな。』
『あぁ?』
『いや、何でもない』
歳三は、正宗を観察してみた。隻眼からは燃えるような炎が出ている様だが、何故か親しみやすい男の様に思えた。
『ところで、その伊達正宗が何故こんな処にいる』
『はぁ?何言ってんだ、お前。此所は俺様の国だぜ?それよりも、お前、かなり腕が立つと見た。ちょうど暇してたんだ。おっぱじめねえか?』
歳三は苦笑いを浮かべた。どうも俺は剣の世界から離れられねえようだ。
『どうする?』
正宗が燃えるような瞳で聞いてきた。
『いいだろう。』
歳三は剣を抜いた。
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