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戦国異聞〜鬼と竜〜2

[305]  オケピ  2007-12-04投稿
『おい』

隻眼の男の足元から声がした。

『なんだ、異国人じゃねえのか』

『此所は地獄か?』

隻眼の男は、倒れている男の顔を見た

『お前、なんて眼をしてやがる。まるで鬼みてえだな』

『此所は地獄か?と、聞いている』

『けっ。それが人に尋ねる態度かよ。取り敢えず、手を放しな』

『あ、ああ、済まない』倒れている男は手を放し、立ち上がった。

『ふん。そうだなあ、此所は地獄かもしれねえし、極楽かもしれねえぜ』
『まあ、どちらでもいい。お前は誰だ?』

『はっ。人に名を聞くときゃあ、まず自分から名乗りな』

羅紗の軍服の男と、隻眼の男は睨み合った。

『俺は、新撰組副長、土方歳三だ』

と、羅紗の軍服の男は名乗った。何故か、陸軍奉行並とは答えたくなかった。

『新撰組だぁ?聞いた事ねえなあ。まあ、いい。俺は正宗、奥州独眼竜伊達正宗だ』

歳三は驚くと同時に笑った。

『やはり此所は地獄みてえだな。』

『あぁ?』

『いや、何でもない』

歳三は、正宗を観察してみた。隻眼からは燃えるような炎が出ている様だが、何故か親しみやすい男の様に思えた。

『ところで、その伊達正宗が何故こんな処にいる』

『はぁ?何言ってんだ、お前。此所は俺様の国だぜ?それよりも、お前、かなり腕が立つと見た。ちょうど暇してたんだ。おっぱじめねえか?』

歳三は苦笑いを浮かべた。どうも俺は剣の世界から離れられねえようだ。
『どうする?』

正宗が燃えるような瞳で聞いてきた。

『いいだろう。』

歳三は剣を抜いた。

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