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#幼き恋#5

[429]  #日色#  2007-12-04投稿

「またまた〜タツヤは、嘘が上手いねぇ〜」


震える体。


「オレ、マジだから。」


タツヤは真剣な太い声で言った。



嘘………………



タツヤは、本気だ……


「ありがとう。実はね、うちも、タツヤの事がすごく……好きなんだ…」


素直に…


タツヤに告白した。


スッキリする。


「マジ?両想いじゃん?マジオレ幸せなんですけど…」


タツヤ?それ、本当?


嬉しくて………


体がすごく震えるだ。


胸はドキドキして…


タツヤに伝わってしまいそうなくらい…………


「オレ、お前に逢いたい。
今からオレ!お前ん家の前行く!」



タツヤは、喜びながら言う。


「えっ?え〜〜〜」



「駄目?」


「来て………………」


素直な気持ち。


伝えたよ?


「駄目つっても、行くから!」


微笑みが浮かぶ。


恋って、凄いね。


味わった事ない気持ちを
味わったよ?





私は、タツヤに会いたくて、


愛しくて、


あの笑顔が見たくて。



5月の風を浴びてながら、


タツヤを待つ。


こっちに走って来る人が居る。



タツヤだ…………



タツヤは、笑顔だった。


「待ったか?」


「全然♪タツヤ…本当に好きなの?」



不安な私を宥めるように、

「好きだから、お前の所来たんだろ!」



表せない、気持ち。


ドキドキする体。


「あ…ぁり…がとう…」


照れて、タツヤを見れない。


「ヨシッ!どっか行くか?」


「えっ?こんな夜何処に?」

もぅ、7時を過ぎていて、
辺りは真っ暗。


「ぅ〜〜ん?コンビニ〜」


タツヤはそう言って、


前に、スタスタ歩いた。


私はキョトンとしていた。

「コラ!行くぞ!」


タツヤは私の手首を掴んで、
引っ張った。


ドキドキが伝わりそうで、

怖かった。



タツヤとの、初デートはコンビニだったね?


タツヤは、コンビニに入り
コーラを手に取った。


「お前、買わないの?」


私は首をふった。


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