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戦国異聞〜鬼と竜〜3

[255]  オケピ  2007-12-05投稿
歳三、和泉守兼定二尺八寸

『ほう。いい刀じゃねえか。血の匂いがぷんぷんするぜ。何人斬った?』
正宗が笑いながら聞く

『知らん』

歳三はにべもない。

『けっ。まあいい。俺も抜かせてもらうぜ』

正宗、刀を抜いた。

長さ三尺二寸。

歳三は眼を細めた。
『あんたも人の事は言えねえようだ。死霊が纏りついてるぜ』

『ふん。お互い、似た者同士のようだな。』

二人は見合った。歳三からも正宗からも、恐ろしいまでの剣気がほとばしっている。両者の口の中は乾き、背中は汗で濡れていた。

『いくぜ』

正宗が仕掛けた。上段からの袈裟掛を、歳三は受け止め、半身になって刀を捌くと同時に、逆胴を斬りにいった。

正宗はそれを後ろに二間ほど跳んでかわした。
『やるじゃねえか。こりゃあ本気になってもいいみてえだな。』
正宗は嬉しそうに笑った。

『ふん。』
歳三はにべもない。

『遠慮なくいくぜ』

正宗の剣気が先程までとは比べ物にならない程爆発した。と同時に、剣には炎が纏りついた。

『あんたもあんなもんじゃねえだろう。本気出しな』

歳三は笑みを浮かべた。まだ本気になれる相手がいた事が嬉しいらしい。
歳三の剣気も爆発した。和泉守兼定から雷がほとばしる。

『いくぜ』

『ああ』

両者、一気に地を蹴った。

『奥州独眼流、龍哄炎舞!』

『裏天然理心流、鬼神雷斬撃!』

炎と雷がぶつかりあった。

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