KISARAの恋[6]
「あのさぁ、そっちは雪とか降ってる?」
とか?何やそれ。槍でも降ってんのかね?と多少笑いを堪えて返事した。
「いえ、全然やし。こっちは今の時期でも昼間は5、6度はあるんですよ。3月までまだ2週間ほどあるけど、3月になったらもっと暖かくなるんとちゃうかな。今年は雪は降らないかなー。」
「えー。ホントに?信じられないわ。じゃぁ雪下ろししたことなんてないよねー?」
「神戸育ちやし、したことないなぁ。」
「じゃぁ、いつか手伝ってよ。クタクタよ、毎日。」
「お気持ちだけで。ははは・・・。」
マジで言ってんのかよ…。分からん人だなぁ。と正直、困惑した。いつまで続くか分からないこの電話に貴更は最後まで付き合おうと半ば諦めも入り混じった気持ちになった。
「なんか、貴更さん、固いわね、もっと普通にしゃべってよ。」
「えっ…だって、緊張してますし。」
「関西弁と敬語が混じってるわよ。ふふ。」
「はぁ、そうですかね…。」
「でもさー、関西弁っていいよねー。今度さ、教えてよ。」
「じゃぁ、今度からメールは関西弁丸出しで行きますね。」
「話してる方がいいなー。」
貴更はマジかよ…と思いながら、話を切り替えた。前から抱いていた疑問をぶつけた。
「あの、1つ聞いてもいいですかね?」
「うん、なになにー?」
「メール、いっつも送ってくれてるじゃないっすか?ほとんど朝の4時とかやけど、えらく遅い時間やなぁと思って…。」
「あー、そのことね。気にしないで。寝るの結構遅いのよ。」
遅いにも程がある。と貴更は思ったが、雰囲気からしてそれ以上は聞けなかった。
「ふーん。じゃぁ、まだまだ起きてる時間ですか?0時前ですけど。」
「そうねー、今から飲もうかなって。ふふ。」
「お酒好きだって、メールに書いてましたもんね。」
「貴更さんだって、飲む方じゃん。」
「めっちゃ好きですけどねー。今日はそんなに飲めないな。明日、バイト朝からのシフトやし。」
「あ、大丈夫なの?時間…。」
貴更は偶然得たチャンスを逃すものかと、ここぞとばかりに切り出した。
とか?何やそれ。槍でも降ってんのかね?と多少笑いを堪えて返事した。
「いえ、全然やし。こっちは今の時期でも昼間は5、6度はあるんですよ。3月までまだ2週間ほどあるけど、3月になったらもっと暖かくなるんとちゃうかな。今年は雪は降らないかなー。」
「えー。ホントに?信じられないわ。じゃぁ雪下ろししたことなんてないよねー?」
「神戸育ちやし、したことないなぁ。」
「じゃぁ、いつか手伝ってよ。クタクタよ、毎日。」
「お気持ちだけで。ははは・・・。」
マジで言ってんのかよ…。分からん人だなぁ。と正直、困惑した。いつまで続くか分からないこの電話に貴更は最後まで付き合おうと半ば諦めも入り混じった気持ちになった。
「なんか、貴更さん、固いわね、もっと普通にしゃべってよ。」
「えっ…だって、緊張してますし。」
「関西弁と敬語が混じってるわよ。ふふ。」
「はぁ、そうですかね…。」
「でもさー、関西弁っていいよねー。今度さ、教えてよ。」
「じゃぁ、今度からメールは関西弁丸出しで行きますね。」
「話してる方がいいなー。」
貴更はマジかよ…と思いながら、話を切り替えた。前から抱いていた疑問をぶつけた。
「あの、1つ聞いてもいいですかね?」
「うん、なになにー?」
「メール、いっつも送ってくれてるじゃないっすか?ほとんど朝の4時とかやけど、えらく遅い時間やなぁと思って…。」
「あー、そのことね。気にしないで。寝るの結構遅いのよ。」
遅いにも程がある。と貴更は思ったが、雰囲気からしてそれ以上は聞けなかった。
「ふーん。じゃぁ、まだまだ起きてる時間ですか?0時前ですけど。」
「そうねー、今から飲もうかなって。ふふ。」
「お酒好きだって、メールに書いてましたもんね。」
「貴更さんだって、飲む方じゃん。」
「めっちゃ好きですけどねー。今日はそんなに飲めないな。明日、バイト朝からのシフトやし。」
「あ、大丈夫なの?時間…。」
貴更は偶然得たチャンスを逃すものかと、ここぞとばかりに切り出した。
感想
感想はありません。