恋心 -2-
“いってくるな”
と水槽の熱帯魚に話かけ登校する。
いい忘れたが聡は高専から大学3年に編入した現役国立大学工学部の4年生であり、容姿端麗でありながらも彼女はいない。作ろうと思わない訳ではないが出会いもなければ、過去の…
いつも通りの登校風景…最近は12月になり寒くはなってきたものの、なにも変わらない…そんなとき…
“すみません…”
女の子が話しかけてきた。
聡はイヤホンを外して、
“はい…”
とびっくりした様子で答える。びっくりした理由はそれだけではないのだが…
“あの…駅ってどっちですか?”
“あぁ…っと、そこの十字路を左に曲がって…です。”
“ありがとうございます。”
聡は何か運命的な出会いだと少し思っていただけにがっかりした。
そうこうしているうちに大学に到着。
“さぁて、研究するか!”
と意気込んでいると、友人の剛も登校。
“いやぁ寒くなってきたねぇ…もうすぐでクリスマス♪おたくはプランあるの?”
剛は明るい奴でそれでいてしっかりしている親友だ。
“なんもねぇよ。ノープランノープラン!はぁ〜俺の心にはいったいいつになったら恋が芽生えるのでしょうか?”
“そうかいそうかい。恋心ってのは必ずしも人は持ってるって言いますからねぇ…でも大きくなりすぎるとまたややこしいことになるからねぇ…”
ややこしいことねぇ…そう…俺もあの時…
〜3年前〜
と水槽の熱帯魚に話かけ登校する。
いい忘れたが聡は高専から大学3年に編入した現役国立大学工学部の4年生であり、容姿端麗でありながらも彼女はいない。作ろうと思わない訳ではないが出会いもなければ、過去の…
いつも通りの登校風景…最近は12月になり寒くはなってきたものの、なにも変わらない…そんなとき…
“すみません…”
女の子が話しかけてきた。
聡はイヤホンを外して、
“はい…”
とびっくりした様子で答える。びっくりした理由はそれだけではないのだが…
“あの…駅ってどっちですか?”
“あぁ…っと、そこの十字路を左に曲がって…です。”
“ありがとうございます。”
聡は何か運命的な出会いだと少し思っていただけにがっかりした。
そうこうしているうちに大学に到着。
“さぁて、研究するか!”
と意気込んでいると、友人の剛も登校。
“いやぁ寒くなってきたねぇ…もうすぐでクリスマス♪おたくはプランあるの?”
剛は明るい奴でそれでいてしっかりしている親友だ。
“なんもねぇよ。ノープランノープラン!はぁ〜俺の心にはいったいいつになったら恋が芽生えるのでしょうか?”
“そうかいそうかい。恋心ってのは必ずしも人は持ってるって言いますからねぇ…でも大きくなりすぎるとまたややこしいことになるからねぇ…”
ややこしいことねぇ…そう…俺もあの時…
〜3年前〜
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