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#幼き恋#6

[411]  #日色#  2007-12-05投稿


タツヤはコーラを手に持って


レジに向かう。


タツヤの横顔が可愛い。


愛しくなる。


「ヨシッ!外出よう」


タツヤはニッコリしながら、

コンビニを出る。


「タツヤどうする?」


行く所は無い。


宛も無くタツヤは歩く。


ゆっくりゆっくり。


「お前って誰とも付き合ったこと無いんだよな?」


誰も居ない、夜道にタツヤの声が響く。


「ぅん……」


自分の声が響く。


「そっかぁ〜お前オレが初めてかぁ〜」


えっ?


タツヤは前に付き合った事あるの?


初耳だよ?


「オレ、前に藤井と付き合ってたんだ。」


いきなり、タツヤが言った事にびっくりする。


「あっ、でも、数日で別れた。」



私は


「そっかぁ。〜」


としか言えなかった。




それ以上深い事は言わなかった。


「でも、オレマジお前好きだよ?」



タツヤのマジ顔。


迫力がある。


真剣に言っている。


タツヤは本気なんだね?


信じていいですね?


「ありがとう」



正直嬉しかった。


「好き」と言ってくれて。




何だかんだ話して居るうちに、


家の前だった。



「じゃっ、また明日な!」


「うんバイバイ」


タツヤはずっとずっと、
手をふってくれた。


タツヤともっと居たかった。
もっとタツヤの事を知りたかった。


心からそう想えた。


タツヤの姿が消えた。



家に入り。着替えて寝た。


夢の中でもタツヤが出てくる夢だった。



朝になり、着替えて学校に向かう。


タツヤに会える喜びが大きかった。


教室に入り、いつも通りに席に座る。


机の中をふと見ると

手紙が入っていた。


内容は


《今日また逢おう!メールするからな?タツヤょり》


と書いてあった。


嬉しかった。


早く授業が終わらないかとずっとずっと思っていた。

部活も最近、上手くいく。

調子がいい。


タツヤは凄いね?


タツヤの存在は大きいよ。


ありがとうじゃ足りないよ?



タツヤ?ずっとずっとそばに、居てね?










そして………………


夜。


メールが来た。




《昨日のコンビニで待ち合わせ》


と来た。

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