君が笑うと、僕も笑うから 4
俺とめぐみに、未来はない。
去年のクリスマス、2人で一緒にろうそくの炎を吹き消した。そのぼんやりとした明かりの向こうに見えた、穏やかなめぐみの笑顔を思い出した。
おととしの夏祭り、ムリヤリ着せられた浴衣に四苦八苦しながらも、何だかんだで騒ぎまくった。その日の花火の最後に、綺麗だねと笑っためぐみの笑顔を思い出した。
大学の入学式で、正反対の位置にあるにも関わらずどうしても一言「おめでとう」が言いたくて、めぐみの大学まで走った。汗だくで、スーツも髪もぐちゃぐちゃになった俺を見て、驚きながらも嬉しそうにはにかんだ、めぐみの笑顔を思い出した。
あの頃の笑顔は、まだちゃんと輝いていた。
去年のクリスマス、2人で一緒にろうそくの炎を吹き消した。そのぼんやりとした明かりの向こうに見えた、穏やかなめぐみの笑顔を思い出した。
おととしの夏祭り、ムリヤリ着せられた浴衣に四苦八苦しながらも、何だかんだで騒ぎまくった。その日の花火の最後に、綺麗だねと笑っためぐみの笑顔を思い出した。
大学の入学式で、正反対の位置にあるにも関わらずどうしても一言「おめでとう」が言いたくて、めぐみの大学まで走った。汗だくで、スーツも髪もぐちゃぐちゃになった俺を見て、驚きながらも嬉しそうにはにかんだ、めぐみの笑顔を思い出した。
あの頃の笑顔は、まだちゃんと輝いていた。
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