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多重恋愛19

[222]  2007-12-06投稿
「このたびは…」

亡くなられた方を背中に、奥さんに挨拶をした。

「本日、主人が急用のためお別れできず、大変残念がっておりました。」

私って、いい奥さんできてるじゃん

自画自賛しながら、決まったセリフを口にした。


「家族のために尽くしてくれた主人でした」
奥さんは、涙声で喪主挨拶をしていた。


お葬式もおわり、会場をあとにしようとした時、一人の若い女性と目があった。


声にならないようで、崩れそうに泣いていた。

「どうかされましたか?」

見かねて声をかけた。

「…」

声にならない嗚咽をあげていた

人徳ある人だったんだなぁ…こんなに泣いてもらえるなんて。

その女性を近くの喫茶店までつれていき、落ち着くようにうながした。

「あ、ありがとうございました」


やっと女性が口を開いた。

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