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あなたの空へ

[243]  ふく  2007-12-06投稿
あなたが私の隣から姿を消して心まで独りになった
あなたを何度も責めた
私を独り残して何で一人で逝ってしまったの

友人が同情して明るく振る舞う
異性を紹介してくれたり
その思いを無駄にしたくなくて私なりに一生懸命頑張って笑った
彼も幸せを願ってるよとかもういいよと言って私の肩を叩くけどやっぱり違う
一つでもあなたと同じものを持っていればと必死で探す
何でもいいあなたと同じ煙草あなたと同じ香りあなたと同じ癖懸命に探しても見付からない
あなたがいいあなた以外の人なんて考えられなくて泣いてまた周りを困らせる
ごめんねしか言えなくて涙が止まらなくなる
あなたが幸せを願ってくれるならと頑張ってはみたけど後ろめたい気持ちと裏切りの思いで前へ進む事が出来ない

街ですれ違う恋人達を見て寂しさで一杯なる
幸せそうに笑い合う顔聞こえてくる笑い声繋いだ手羨ましくて目を反らす
あなたと言葉を交わせたらあなたに触れることが出来たなら
隣に居てくれたら

クリスマスを彩るイルミネーションが綺麗で足を止める
あなたに見せたいこの沢山の色をこの輝きを

独りでは寂し過ぎる
生きている意味を探してただ毎日を過ごして歳を取るのを待つだけ
ずっと泣かないように唾を飲み込んで歯を食いしばって朝を迎える事がやっとで明日も明後日も永遠にあなたが戻らないのならば燃え尽きて灰になってあなたの居る空へと昇りたい
そんな風に思ったらあなたは怒るかな
いつも弱い私はあなたの強さに救われた
だったら今私の頭を叩いて頑張れよって良く今まで頑張ったなって優しく笑ってよ

強くは生きれない
崩れてしまう
助けて
あなたに会いたい

本気で笑う事も忘れた
思い出したくて
笑い方をもう一度思い出したくて何度も何度も笑った
窓に映る私の姿
あなたが隣に映らないからまた笑顔を失う

確かにあなたは居た
私の隣に私の心に
生きている限り知り続ける悲しみや苦しみ
本当に笑えるようになった時生きる意味を少しは見つけ出せているだろうか

暗闇の先で待っていて
また同じ物を見て同じ物を感じたい
また私を愛して
約束して
見捨てないで弱い私をまた救い出して
毎日空に願いを込めて眠るから私の声を空へと届けるから涙を流さないように頑張るから

会いに行ったらもう私を独りにしないで

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