このままで… Vol.3
今度の席替えは班長次第。班長が人と場所を決める。
偶然は無い。
かといって、宏美があたしの前の席に来たみたいに、誰かと交換してもらう事も出来ない。
あ〜ぁ。隣に居られるのもあと少しか…。
授業中もそんな事ばかりが頭をよぎっていた。
落ちてる事は悟られないように、いつも通り笑ってた。たぶん。
隣で、そいつと芳彦が席替えの話しを始めた。
「なぁ、芳彦!今度の席替え班長なって俺の事取って〜。」
「え!?俺ぇ??」
少し間があって…
「ん〜。《ジョゥ》の頼みだしなー。しゃーないなぁ。いっちょやりますかー。」
「よっしゃ!Brother♪そーこなくっちゃ!」
ご機嫌そうな、そいつの声。
「で、俺と《ジョゥ》と他の奴はどーする?」
話し早っ!!
はいっ!あたし〜。
なんて言えない…。
言葉の代わりに小さくため息をついた。
「…男はこれで決まりだな!あと女か。《ジョゥ》隣誰にする?誰がいい?」
あたしは、ドキッ!とした。
梨沙チャン…だよね…。そう思いながら、片肘ついて顎を手に乗せたまま、何気ない感じ(つもり)でそいつの方に顔を向けた。
「そーだなぁー。」
偶然は無い。
かといって、宏美があたしの前の席に来たみたいに、誰かと交換してもらう事も出来ない。
あ〜ぁ。隣に居られるのもあと少しか…。
授業中もそんな事ばかりが頭をよぎっていた。
落ちてる事は悟られないように、いつも通り笑ってた。たぶん。
隣で、そいつと芳彦が席替えの話しを始めた。
「なぁ、芳彦!今度の席替え班長なって俺の事取って〜。」
「え!?俺ぇ??」
少し間があって…
「ん〜。《ジョゥ》の頼みだしなー。しゃーないなぁ。いっちょやりますかー。」
「よっしゃ!Brother♪そーこなくっちゃ!」
ご機嫌そうな、そいつの声。
「で、俺と《ジョゥ》と他の奴はどーする?」
話し早っ!!
はいっ!あたし〜。
なんて言えない…。
言葉の代わりに小さくため息をついた。
「…男はこれで決まりだな!あと女か。《ジョゥ》隣誰にする?誰がいい?」
あたしは、ドキッ!とした。
梨沙チャン…だよね…。そう思いながら、片肘ついて顎を手に乗せたまま、何気ない感じ(つもり)でそいつの方に顔を向けた。
「そーだなぁー。」
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