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Human or Demon? ?

[334]  漣斗  2006-04-01投稿
 ―次の日―\r
 村の看板の前に村人が何人も集まっている。その看板にはこぅ書いてあった。

 『今日の正午。昨夜捕まえた魔物を処刑とする』

 と、書いてある。それを読んだ村人達は大喜びで人々の肩を叩く。
 「おぉっ!あ、あれは・・・」
 村人の1人が指を差す方向をいっせいに村人達が見る。そして、ほとんどの者が凍りつき動かなくなる。
 村人2人に両腕をつかまれて魔物(でも今は普通の村人)が歩いてくる。
 「良くやりましたねぇ・・・」
 村の長老が前に出て、2人の村人に言う。
 「えぇ。でも、通りすがりの奴がやってくれたんですよ」
 「そぉか、それはよかった」
 「ですが、村の中心部にはもぅ、人が住める状況ではありません・・・」
 魔物の腕をつかんでいる村人の1人が悲しげに言う。
 「そぉか・・・それは残念だ」
 「長老様っ!」
 看板の周りに集まっていた村人のうちの1人が言う。
 「何だ?」
 「その魔物で、金儲けをしたらどうでしょうか?」
 「馬鹿者っ!そしたら、同じ事を繰り返すんだぞ」
 群集の1人が言う。
 「まぁ、その考えもよかろう・・・」
 長老がそぅ言うと、群集の人々が騒ぎ始める。
 「だが魔物1人で行動させるのも危険だな・・・」
 村人達は、次々に自分の家へと戻って行く。すると・・・。
 「おっ・・・?何これ。・・・魔物って・・・あの・・・?」
 通りすがりの少女が看板を見ながら言う。
 「長老・・・、あの女、使えるかもしれません」
 「そうだな・・・」
 小声で長老と村人の1人が話す。
 「おい!そこの女。付いて来い」
 「えっ・・・?」

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