―ずっとずっと…すごくすごく大好き…
この気持ちを伝えられないまま私は今幸せな家庭の中にいる。
やさしい夫と可愛い幼い2人の子供たちと一緒に毎日を送っている。
結婚してもうすぐ4年がたつのにどうしてまだこんなにも彼を好きでいられるのだろう…もちろん『彼』とは夫とは別の男性である。
彼とは高校で出会った。―高倉―彼の名前。高倉とは学科が違ったので同じクラスになることはなかったが、部活動を通して知り合ったのだ。
入学してすぐテニス部に入部してから3年の夏に引退するまでの約2年間の放課後、高倉と一緒だった。
部内でも特別仲が良かったわけではない。
むしろその頃の私は高倉に好きといった感情は持ってなかったと思う。
そりゃ同じ学年だからみんなで一緒に行動することはあったけど2人きりでの行動なんてしたことがなかった。
毎日の放課後共に汗を流した仲間の１人でしかなかった高倉をいつから、何故意識するようになったのか私にもわからない。
テニス部引退後も選択授業などで週に3、4度顔を合わすことがあった。
多分そのくらいからだと思う高倉を好きになりはじめたのは…
高倉に会いたいと思い始めたのは…

感想はありません。

• 永遠の恋心?
• 永遠の恋心

もっと見る

• 片想いでも、恋は恋☆5
• 自分のための物語
• 恋人は背後霊３２
• 慣れ愛
• 2019年10月20日
• 恋人は背後霊３１
• セピア色(カラー)5

もっと見る