涙の絆 20
仕方ないという感じで純は家を出てて、京子の車に乗り込んだ。すぐに京子が運転席のドアを開けた。 純は、いまだに何故病院に行かなくてはいけないのか、不思議だった。 二人を乗せた車は、直ぐ総合病院に着いた。車を駐車場に止め病院の入り口に入り、京子が受け付けで何か話していた。数分で純の所に戻って一応ここの精神科で診てもらうことを純に告げた。二人で精神科の場所まで行き診察を待っていた。数分で純の番がきた。すると驚いたことに純は、診察どころか、走って病院を抜け出してしまった。京子は一瞬何が起きたのが分からなかったが、とりあえず、病院を出て行った純のあとを必死てま追い掛けた。
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