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永遠の恋心?

[77]  りぃ  2007-12-07投稿
 ―世界史―高倉と偶然にも同じ教科を選択したことが私に運命を感じさせた。
「東、」
高倉が私を呼び止めたので私はドアのすぐ側の席に顔を向けた。世界史の授業での高倉の席だ。
「お前、授業中独り言デカイ!て言うかしゃへりすぎ!」
「あたし、一人でしゃべってたんじゃないもん!」
「お前さぁ、いつもあんな声デカイの?」
「知らないしっ!小声で話してる気満々だけど、あたしは」
「俺、東と隣の席なりたくねぇ〜」
「寝てるのバレるもんねぇ。んじゃあたし教室帰るわっ。」
部活の時とは違う、高倉とのやりとりが新鮮で楽しかった。
高校3年の6月、まだ気付いてない私の恋心。
もうすぐ部活動引退で寂しい気持ちの中にワクワクした気持ちがあったのは高倉とのこんなちっぽけなやりとりのせいだったのかも。
「真奈って違うクラスの男子と話したりすんだねぇ」
クラスメイトの成美が珍しいもの見たかのように私に話し掛けてきた。
さっきの高倉とのやりとりを見ていたらしい。
「ほら、部活が一緒だから!」
「そっか。」
―何焦ってんだろ…付き合ってるとかじゃないのに変に照れちゃったりして余計にハズイし…。
私の顔は真っ赤だった。

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