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何不自由ない時代 15

[456]  シンヤ・G  2007-12-08投稿
サラダを食べた。ドレッシングが要らないのではないかと思えるほど一つ一つの野菜の味が濃い。どんな栽培法なのだろうか。通りがかった女性店員にそれを尋ねてみた。無農薬でミネラルたっぷりの培地で栽培しているらしい。土では栽培していないようだ。
野菜はそのままでも充分美味しいが、ドレッシングをかけると美味しさが引き立つ。上手く出来ているもんだ。
麦焼酎を飲んでみた。アルコールが粘膜に染み込んでいく。アルコールは血流に運ばれて脳に達し、一口目にして早くもいい気分になってきた。
焼き鳥、サラダ、焼酎というサイクルで口に運び、程なくしてほろ酔いになった。
しらふの時からこの時代を嬉しく思っていたが、酔うとより一層嬉しく思えた。
というより、酔えばどんな状況であろうと僕は嬉しくなる。酔いから醒める過程は悪夢だが……。胎児が胎内から外へ出る感覚に似ているのかも知れない。
人恋しさも倍増した。この居酒屋はあまり社交場のような雰囲気では無いので会計を済ませて退散し、バーを探した。
少し歩いただけでバーを発見し、迷わず入店した。
男性どうしで飲んでいたり、女性どうしで飲んでいたり、男女のグループで飲んでいたり、独りで飲んでいる男性、

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