このままで… Vol.4
目が合った…。
顔は…平静を保ちつつ心拍数は上がっていた。
「あ!俺、こいつでいーや。こいつ隣に居ると便利だし。」(笑)
あたしを指差して《ジョゥ》=南城隆人 は、そう言った。
ナンジョウ タカヒト それが、そいつの名前だった。
「文句ねーよな?」
「別にいーけど。」
本当は、飛び上がりたい位嬉しいのに、わざとぶっきらぼうにそう言った。
「本当は又、俺様の隣でめちゃめちゃ嬉しいだろ!?素直に喜んでいーんだぞ!」(笑)
あたしの心の中を見透かした様な冗談を言う。
「バーカ。」
そんな会話を聞いていた宏美が
「え〜っ!じゃあ、あたしも〜。あたしも一緒がいい〜。」
すぐに言葉を続けた。
あたしは、彼女が座っている方を見る事が出来なかった。
嬉しい反面、梨沙ちゃんに対して、申し訳ない気持ちと罪悪感を感じていた。
この頃の《ジョゥ》は、その当時のあたしより背が低い位だった。
ちっさいくせに、存在感と態度のでかいヤツ。
俺様中心的な、くそ生意気な、でも憎めないヤツ。
今度の席は窓側の後ろの方。
その席は卒業まで変わらなかった。
ずっと《ジョゥ》の隣だった。
顔は…平静を保ちつつ心拍数は上がっていた。
「あ!俺、こいつでいーや。こいつ隣に居ると便利だし。」(笑)
あたしを指差して《ジョゥ》=南城隆人 は、そう言った。
ナンジョウ タカヒト それが、そいつの名前だった。
「文句ねーよな?」
「別にいーけど。」
本当は、飛び上がりたい位嬉しいのに、わざとぶっきらぼうにそう言った。
「本当は又、俺様の隣でめちゃめちゃ嬉しいだろ!?素直に喜んでいーんだぞ!」(笑)
あたしの心の中を見透かした様な冗談を言う。
「バーカ。」
そんな会話を聞いていた宏美が
「え〜っ!じゃあ、あたしも〜。あたしも一緒がいい〜。」
すぐに言葉を続けた。
あたしは、彼女が座っている方を見る事が出来なかった。
嬉しい反面、梨沙ちゃんに対して、申し訳ない気持ちと罪悪感を感じていた。
この頃の《ジョゥ》は、その当時のあたしより背が低い位だった。
ちっさいくせに、存在感と態度のでかいヤツ。
俺様中心的な、くそ生意気な、でも憎めないヤツ。
今度の席は窓側の後ろの方。
その席は卒業まで変わらなかった。
ずっと《ジョゥ》の隣だった。
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