携帯小説!(PC版)

トップページ >> ファンタジー >> カーディナル12

カーディナル12

[167]  ぬし  2007-12-09投稿
一体どれくらい歩いただろうか。

ピーク村へと続くだだっ広い平原を二人はあるいていた。

途中歩くキノコのようなモンスターに襲われたが二人の敵ではなかった。

ハバスの家を出発して2日目、あと数時間も歩けばピーク村に着くであろう。

近くの川に着いた二人は休憩をとることにした。

「あと数時間歩けばピーク村か。
ハバスの言ってた魔術師とやらに会えば俺の呪いは解けるんだろうな?」

カーレルはギリアムに問いかけた。

「そんなこと俺に聞くなよ!
その姿の方がお似合いだぜカーレル」

ギリアムは馬鹿にしたように答える。

「馬鹿者!こんな下品な姿でいつまでも醜態をさらせるか!」

カーレルが怒鳴った。

「しかし教皇を殺ったのはあの黒い騎士に間違いないな。教会騎士を五百人も殺すなんて、そんな芸当出来るのはヤツしかいないからな」

ギリアムは怒るカーレルを無視して話はじめる。

「そして黒い騎士を裏で操っているヤツがいる。
教皇が死んで一番得をするヤツが...。
俺らをハメたのもヤツに間違いないな」

「モゼフか...」
カーレルが答えた。
「あの野郎カイエンとクレアを殺りやがった!
絶対に許せねぇ!」

怒りでギリアムの拳が震えた。

「とにかくモゼフに復讐するのはこの姿を元に戻してからだ!」

カーレルがそう言うと、二人は何やら気配を感じた。

二人の元に矢が飛んできた。

ギリアムとカーレルはそれをヒラリとかわし臨戦態勢をとる。

「誰だ?!」
ギリアムが叫ぶと茂みから二人の男が出てきた。

「異端者ギリアム=ガゼルとカーレル=ミリオンだな?
神のご意志により貴様ら二人を拘束する!」

「教会騎士か!」
カーレルが気がついた。

「いかにも、我々は教会騎士ダムド=フェレスとハメタ=アリオン。
おとなしく投降するなら命は保証しよう」
細身の騎士剣をもった男、教会騎士ダムドが答えた。

「教皇暗殺の罪だ。
投降してもどっちにしろ死刑だがな。
クククッ」
弓を持った男、教会騎士ハメタが不気味に笑う。

「貴様ら下級騎士など俺のてきではないわ!」

カーレルが槍を構えた。

「俺たちに喧嘩ふっかけて生きて帰れると思うなよ!」

ギリアムも大剣を構えた。

感想

感想はありません。

「 ぬし 」の携帯小説

ファンタジーの新着携帯小説

サーバ維持用カンパお願いします。
WebMoney ぷちカンパ

Twitterで管理人をフォローする

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス