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多重恋愛23

[259]  2007-12-10投稿
それから2年がたとうとしていた。

私は、相変わらず二人の間を行き来した。

もちろん家庭はかわらず、『妻の役』を演じていた。


『ねえ、なみ。』

たつやからのメールだった。

『なに?』

『電話していいかな?』

…どうしたんだろ?いまは、主人いないし、子供寝てるし…


『いいよ』

私がそう返信してまもなく電話が鳴る。

ガヤガヤとお店の音が聞こえた。

「もしもし?」

私から聞いた。

「ごめんね、こんな時間に」

少しろれつのまわらない口調。

「酔ってるの?」

「うん♪おやじと飲んでる」


は?

「お父さん側にいるの?」

「うん♪」


(´Д`)何考えてんだ〜!

「親父がね、彼女紹介しろって(笑)」


…酔ってるな…完全に…ばれたらどうすんだ(ToT)


「紹介しろって…」


困った口調で返事した。


「電話かわる?」

…いや、いい(((^_^;)

「嫌みたい(笑)」

電話のむこうでお父さんに話すたつやの声。
…はぁ(´Д`)

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