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信頼

[311]  ヒデ  2007-12-11投稿
母が亡くなりあれから約5年・・・
どうしてもっと大事に、素直にならなかったのだろうと思う。
母が入院して仕事が終わった後、毎日毎日お見舞いに行った。
毎日同じ顔を見て、毎日同じ事聞いて、毎日同じ事話して、それが僕の中で当たり前の毎日だった。
でも本当に毎日が楽しかった。
仕事してる時、一人で居る時、本当に良くなるのかなぁ?とか考えて不安で寝れない毎日。
でも母と話しをしている時だけ本当に安心できた。 病人なのに誰よりも明るく元気に回りに振る舞う態度がなんかせつない。
母と会うたびに口癖のように言った言葉『早く帰って遊び行こう!』母はいつも明るくその言葉に答えてくれた、嬉しかった。
ひにひに痩せていく体を見るのが本当に辛かった。 段々体力も落ちて動けなくなり、『背中痛いからさすって』て言われて、さすった時の体の温かないまだに手に残って一生忘れられない温かさ。
母が亡くなる前の日、いつも通りに病院に行きいつもと同じ会話をして帰って寝るだけ。
でも、なんかいつもと違い寝れなかった。
お昼頃僕は気分が悪くなりどうしたんだろて思った直後に父から電話『急変したから早く病院にこい』て頭の中がパニックになり、今までの思い出が頭の中を駆け巡り涙が止まらなかった。
病院に行った時にはぐったりした様子、昨日あんなに元気だったのに。
今まで弱音はいた事の無い母を初めて見た。
本当に辛かった、意識がなくなりかきている時僕が声をかけても無反応だったけど父がかけると反応して何か喋ろうとしていた、薬のせいで意識なんかある訳ないのになんで?
それだけ信頼しあっていたんだなぁと思った。
それから少しして母は息をひきとった・・・
母に教えられた事沢山あるし命の大切さを教えられたと思う。
人はみんな生きているのではなく生かされている。

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