恋心 -5-
“なにぼぉっとしてんだよ!”
剛が聡につっこむ。
“おぉっ!何でもないよ。ちょっとなっ”
“データはまとまったのか?”
“あぁっ…うん…”
…
“お前やっぱりまだ…恵”
剛の言葉を遮るように聡は言う。
“何でもないって☆さぁ、次は条件変えて実験してみるぞ!”
“ふぅわぁ〜やっと今日も帰れるな♪もう23時だぜさっさと帰ろう☆”
剛は言う。
“よしっ!帰るか☆”
聡は言う。
“うわぁ〜雨だ!最悪…まっ、うちは近いからちゃっちゃっと帰ろうっと。じゃぁな、聡♪”
“おぅっ!じゃぁな、また明日。”
聡は折りたたみ傘を持っていたから助かった。
帰る途中、
“あれ…?”
見たことのある感じの女性がいる。あれ、恵美?あっ…!
“あのぉ…?”
その女性は雨にもかかわらず傘もささずにうろたえていたが、こちらを振り向く。
“あっ!やっぱりそうだ!今日、朝この辺で話しかけてきた方ですよね?どうされました?”
“あっ、どうもこんばんは。あのぉ…実は恥ずかしいんですけどまた駅までの道を忘れてしまって…”
“はははっ”
聡は笑いながらも、
“君おもしろいね。んとね、駅は…”
と朝と同じように説明した。
“ありがとうございました。では、”
女性が行こうとすると、剛は言う。
“あっ、あのさこの傘使って。あげるからさ。”
“えっ…大丈夫ですよ。それじゃ、あなたが濡れるじゃないですか。しかも高そうな傘だし…”
“いいのいいの。俺んちすぐそこだから大丈夫。しかも安もんだから。はいっ!”
聡は傘を体の前に出す。
“えっ…じゃぁ、ありがとうございます。”
女性は歩き出し、振り返って、
あの!お名前聞いてもいいですか?”
聡はびっくりしながらも、
“うん。俺、聡。”
“私、真愛(まお)って言います。ホントに今日はありがとうございました。”
“もう夜中なんだから気をつけてね☆”
こうして別れた。
その後、家に着き聡は思っていた。
あの子、恵美に似てる…
そう、本当なら駅まで送りたかった。連絡先も聞きたかった。だけどどうしても心のブレーキがかかってしまった。
剛が聡につっこむ。
“おぉっ!何でもないよ。ちょっとなっ”
“データはまとまったのか?”
“あぁっ…うん…”
…
“お前やっぱりまだ…恵”
剛の言葉を遮るように聡は言う。
“何でもないって☆さぁ、次は条件変えて実験してみるぞ!”
“ふぅわぁ〜やっと今日も帰れるな♪もう23時だぜさっさと帰ろう☆”
剛は言う。
“よしっ!帰るか☆”
聡は言う。
“うわぁ〜雨だ!最悪…まっ、うちは近いからちゃっちゃっと帰ろうっと。じゃぁな、聡♪”
“おぅっ!じゃぁな、また明日。”
聡は折りたたみ傘を持っていたから助かった。
帰る途中、
“あれ…?”
見たことのある感じの女性がいる。あれ、恵美?あっ…!
“あのぉ…?”
その女性は雨にもかかわらず傘もささずにうろたえていたが、こちらを振り向く。
“あっ!やっぱりそうだ!今日、朝この辺で話しかけてきた方ですよね?どうされました?”
“あっ、どうもこんばんは。あのぉ…実は恥ずかしいんですけどまた駅までの道を忘れてしまって…”
“はははっ”
聡は笑いながらも、
“君おもしろいね。んとね、駅は…”
と朝と同じように説明した。
“ありがとうございました。では、”
女性が行こうとすると、剛は言う。
“あっ、あのさこの傘使って。あげるからさ。”
“えっ…大丈夫ですよ。それじゃ、あなたが濡れるじゃないですか。しかも高そうな傘だし…”
“いいのいいの。俺んちすぐそこだから大丈夫。しかも安もんだから。はいっ!”
聡は傘を体の前に出す。
“えっ…じゃぁ、ありがとうございます。”
女性は歩き出し、振り返って、
あの!お名前聞いてもいいですか?”
聡はびっくりしながらも、
“うん。俺、聡。”
“私、真愛(まお)って言います。ホントに今日はありがとうございました。”
“もう夜中なんだから気をつけてね☆”
こうして別れた。
その後、家に着き聡は思っていた。
あの子、恵美に似てる…
そう、本当なら駅まで送りたかった。連絡先も聞きたかった。だけどどうしても心のブレーキがかかってしまった。
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