紅鶴黒鶴-3
紅鶴は黒鶴のことが分からなくなっていった…
10年くらい前の恋愛ドラマじゃないけど、小雨が降り始めた。自分でも意味不明な行動だったと思うのだが、数分前に約束した、ビリヤードをキャンセルさせてくれと友達に言うと、友達はあっさりと良いよと言った。友達と別れて駅に向かう途中でMDのスイッチをいれた。B'zの『恋心』が急に流れて、一瞬遅れて涙が出てきた。モヤ吉はもぅ泣くのは止めていた。というより何か顔が変わっていた。美形になっていた…分かった。モヤ吉の正体は恋の伝道師だった…笑える。さっきまで正体に気付かなかった…涙が止まらない。止めどなく溢れて来る…やっぱりコイツ、イラつく奴だな…
自分の気持ちに気付いた時にはもぅ遅くて、片山さんが自分のモノにならないことが悲しくて涙は止まってくれなかった。電車の中でヒデにメールで告白した「片山さんのことが好きなんだ…こんなこと彼氏のお前に言うの何だけど片山さんのアドレス教えてくれないかな?」
今思うと、僕って大胆な奴だな。嫌いな奴で大好きな人の彼氏に彼女のアドレスを教えてくれって直談判したんだから。でも、モヤ吉がそう命令して来たんだ。 10分もしないうちに、ヒデから片山さんのアドレス付きのメールが返ってきた。
10年くらい前の恋愛ドラマじゃないけど、小雨が降り始めた。自分でも意味不明な行動だったと思うのだが、数分前に約束した、ビリヤードをキャンセルさせてくれと友達に言うと、友達はあっさりと良いよと言った。友達と別れて駅に向かう途中でMDのスイッチをいれた。B'zの『恋心』が急に流れて、一瞬遅れて涙が出てきた。モヤ吉はもぅ泣くのは止めていた。というより何か顔が変わっていた。美形になっていた…分かった。モヤ吉の正体は恋の伝道師だった…笑える。さっきまで正体に気付かなかった…涙が止まらない。止めどなく溢れて来る…やっぱりコイツ、イラつく奴だな…
自分の気持ちに気付いた時にはもぅ遅くて、片山さんが自分のモノにならないことが悲しくて涙は止まってくれなかった。電車の中でヒデにメールで告白した「片山さんのことが好きなんだ…こんなこと彼氏のお前に言うの何だけど片山さんのアドレス教えてくれないかな?」
今思うと、僕って大胆な奴だな。嫌いな奴で大好きな人の彼氏に彼女のアドレスを教えてくれって直談判したんだから。でも、モヤ吉がそう命令して来たんだ。 10分もしないうちに、ヒデから片山さんのアドレス付きのメールが返ってきた。
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