始まりと終わり?
もうすぐ授業が始まってしまう。
あなたが席を立った…
私は自分の手をぎゅっと握る。
「俺、行く所あるから
先に教室いっとけよ。」
「わかってる。
ひろきも後で来るんでしょ?」
「そりゃあ、行きますよ」
「じゃあね。」
「おぅ♪」
会話が終了した。
また何一つひろきの事を知れなかった。
学食を出る時、大きなため息が出た。
外はくもり空で暗く雨が降っていた…
私はもう二年もあなたを思ってるよ…
なのに、あなたの事を一つも知らないなんて笑える。
わざと雨に濡れるように学食から離れた。
雨は冷たくて私の体をすぐに冷やした。
このまま体も心も完全に冷めてしまえばいいのに
「もう、嫌だよ…。」
私の小さな声も雨にかき消される。
このまま雨と一緒に気持ちも流れて消えてしまえばいいのに…
私なんか消えてしまえばいいのに…
「長谷川?」
急に声が聞こえて前方を見るとひろきがいた。
ひろきは小走りで私の所に駆けてきた。
「何やってんだょ。
こっち来い。風邪ひくだろ。」
ひろきは、少し屋根になっている所に私を引っ張ろと私の腕を掴んだ。
けど、私はすぐに振り払った。
「ほっといてよ!!
もぅ私にかまわないでよ!」
勝手に涙が溢れて止まらなくなって、まるで子供のようにわめいた。
かっこ悪い。
こんな顔も姿も見せたくなかったのに…
もぅいいや。
何もかもさらけ出して
消えてしまえばいいんだよ……。
あなたが席を立った…
私は自分の手をぎゅっと握る。
「俺、行く所あるから
先に教室いっとけよ。」
「わかってる。
ひろきも後で来るんでしょ?」
「そりゃあ、行きますよ」
「じゃあね。」
「おぅ♪」
会話が終了した。
また何一つひろきの事を知れなかった。
学食を出る時、大きなため息が出た。
外はくもり空で暗く雨が降っていた…
私はもう二年もあなたを思ってるよ…
なのに、あなたの事を一つも知らないなんて笑える。
わざと雨に濡れるように学食から離れた。
雨は冷たくて私の体をすぐに冷やした。
このまま体も心も完全に冷めてしまえばいいのに
「もう、嫌だよ…。」
私の小さな声も雨にかき消される。
このまま雨と一緒に気持ちも流れて消えてしまえばいいのに…
私なんか消えてしまえばいいのに…
「長谷川?」
急に声が聞こえて前方を見るとひろきがいた。
ひろきは小走りで私の所に駆けてきた。
「何やってんだょ。
こっち来い。風邪ひくだろ。」
ひろきは、少し屋根になっている所に私を引っ張ろと私の腕を掴んだ。
けど、私はすぐに振り払った。
「ほっといてよ!!
もぅ私にかまわないでよ!」
勝手に涙が溢れて止まらなくなって、まるで子供のようにわめいた。
かっこ悪い。
こんな顔も姿も見せたくなかったのに…
もぅいいや。
何もかもさらけ出して
消えてしまえばいいんだよ……。
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