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初恋?-1

[243]  エリ  2007-12-14投稿
待ち合わせ時間は13時。
駅の中にある時計台前に着いたのが12時45分。
昨日の夜はなかなか眠れなくて、朝も早く目が覚めてしまった。
マイに『着いたよ!』とメールを送る。
すぐにマイからメールが届いた。
『今タツヤとアキヒロと3人で向かってるよ!もぅちょっと待っててね!』
さらに緊張してしまう。
メールをしていたとはいえ、初めて会うわけだし、そんなことを考えていたら、遠くからマイの声が聞こえた。
「エリ〜!遅くなってごめん。」
エリはタツヤと手を握って歩いてきた。
その2人の後ろには背の高い男の子がいる。
アキヒロだ!
アキヒロは髪が短くて、背が高くて、服はだぼついたパンツにロングのTシャツをきていた。
かっこいい。
たぶん誰が見てもそう思うだろう。
「エリ!彼がアキヒロだよ〜!びっくりさせちゃったかなぁ?」
茫然としている私をマイがにやけてのぞきこんだ。
「あ、は、はじめまして?でいいのかなぁ?」
マイに気付いてアキヒロとタツヤに挨拶をした。
「噂のエリちゃんだ!マイから聞いてるよ!よろしくなっ!」
タツヤはマイと本当に仲がよさそうで、笑った顔はさわやか少年みたいな感じだった。
アキヒロは黙ったままで、メールとは印象が違う感じがした。
「ぢゃあ、映画行こうよぉ!早く見たいんだぁ〜」
マイはタツヤと先を歩いて行った。
しかたなく私とアキヒロは二人で並んで歩いて、マイ達の後ろを追い掛けた。
「なんか、アキはメールとかなり印象違うね?」
なんとか気まずい空気をなくしたいと思ってはなしかけてみた。
「緊張してるから。なんか映画見るの無理矢理みたいでごめんな。」
アキヒロの声を初めて聞いた。
「全然大丈夫だし!昨日寝れないって言ってたけど、ちゃんと寝た?」
「いや、全然。ちょっとかな?」
そう言って初めて笑顔になった。
映画館までは歩いて10分くらいだったけど、その間ずっとアキヒロと話していた。
マイとタツヤは気を使ってくれたのか、何度も振り返っては話題を振ってくれた。
映画館に着いてチケットを買い、席に着くころにはかなり打ち解け始めていた。

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