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とある預言者の気苦労 〜?〜

[184]  USR  2007-12-14投稿
さて、目の前の美少女が朝飯を食している間にこの世界について説明しておこう。
今は極東暦3615年。極東暦というのはここ、ヤマト連邦共和国の隣の国、
中夏(セリカ)人民共和国に最古の王朝が出来た年を1年とする暦だ。
俺の家はヤマトの「第七首都東京都」さらにその中の「ネリマ特別区」にある。
なんだ、ただのよくある都市じゃないかと思ったそこのアナタ、大間違いですよ。

その最大の違いというのはやはり「教育」であろう。
しかもその違いというものは単に履修科目が多いだけではない。


ところで、あなたは「ハッカー」と聞いて何を思い浮かべるであろうか?
パソコンに囲まれて一心不乱にキーボードを叩く様を思い浮かべる人は少なく無いであろう。(厳密に言うとハッカーと言う呼称は誤りで、クラッカーと呼ぶ。)


………話しを戻そう。
さて、この「ネリマ特別区」ではこのハッキングを「情報」の授業と称して行っているのである。

え?よくわからない?

要は、ハッカーを養成しているのだ。
因みに俺こと九条司はハッカー部門の(中等学校から数えて)4年。ランクは真ん中上の「ファイアウォール・ブレイカー」である。


ハッカー部門だけでは無い。科学技術と魔術が等立をなすこの都市ではハッカーと同じく魔術も重要視されているのである。
ただし、ハッカーのようにある程度誰でも習得可能な技術ではなく、生まれ持った才能が必要であるためハッカー部門の生徒に比べれば、よほど少数である。


………そうだよ。俺にはその才能が無かったのだよ。

さて、そろそろ俺自身の説明に移るとしよう。
俺の名は九条司。年は16、ネリマ第参高等学校1年。
さらに言うとハッカー歴は3年半。

因みに俺の親からは現在独立中につき、たとえ経済難であっても泣きつくことはできない。
では生活費はどうしているのかというと、数年前に施行された児童金銭支援ナンタラ法によって学校へ行くとある程度の生活費は国が補助してくれるのだ。

とまあここまで説明してきたのだが、どうやら目の前の少女が食事を終えたらしい。

何故こんな所に来たのか聞くとしよう。

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