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君に捧ぐ 〜13〜

[402]  k-j  2007-12-16投稿
その後。僕は拾ったタクシーに君を乗せ、少し離れた大きな病院に向かった。
病院に着き、君は診察室の中に入った。僕はその間に君のお父さんに連絡をした。
お父さんが来た。僕はすべてを話した。
妊娠したかもしれないこと。そのことで喧嘩し、別れ話になったこと。その後で君が…。
僕は殴られると思っていた。いや、殴られるよりもっとすごいことになると覚悟していた。当然のことだ。
しかしお父さんは僕を殴らなかった。黙って話を聞き、最後にこう言った。
「もう二度と娘に会わないでくれ」
僕は…謝ることしか出来なかった。言われた通りにするしかなかった…。
家に帰ってしばらくして、君からメールが来た。1日入院することになったとあった。
僕はお父さんに言われたこと、僕ももそうすることが君の為になると思っていることを伝えた。
君は嫌だと言った。やっぱり僕と離れたくないと…。
僕は謝った。謝り、もう会うことはできないと送った。
そして、君のアドレスを消し、連絡を絶った。
そのまま連絡を取るつもりはなかった。取ってはいけないと思っていた。
君に会いたい。一緒にいたい。離れたくない。…僕は気持ちを押し殺した。
ケータイの履歴がが君からの着信で埋まっていく。胸が張り裂けそうだった。
留守電に入っていた声は涙声でこう言った。
「……会いたいよ…辛いよ…見捨てないで…」
これを聞いた僕は、気が付くと君に電話をかけていた……。

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