ポーカーフェイス
「さぁ、がんばろか。」
5時の目覚ましで起き、私の1日が始まる。
朝風呂に入り身支度を整える。 朝ごはんはいつも食べない主義だ。
「行ってきます」いつものように心の中で言い、家を出る。
いつもと変わらない日。
だが、何かが違う。
私は昨日彼氏に振られたのだ。
今日は休んでやろうと思っていたのだが、それは出来なかった。
寝てない。
胃が痛い。
お腹をくだしている。
だけど私は仕事へ行くのだ。
彼氏に振られたからと言って仕事を休むわけにはいかない。
それに今日は忙しいのだ。
私は本屋で働いて1年半になる。いつものように雑誌を整理していると山川サンが声をかけてきた。
「小田サン、今日何か目腫れてるじゃん?」
山川サンと私は同期で同い年の21歳だ。
「昨日寝てないの〜」私はいつものように明るく振る舞う。
「何してたの?」
「ふふ。テレビに夢中になっちゃった」
「また〜?今日は早く寝なよ〜?」
「おぅ!」笑顔で答えた。
笑顔では答えられるものなのだ。私はグッと涙をこらえた。
こらえなければいけない。人前で泣くのはプライドが許さないのだ。
私はポーカーフェイスなのだ。
続く
5時の目覚ましで起き、私の1日が始まる。
朝風呂に入り身支度を整える。 朝ごはんはいつも食べない主義だ。
「行ってきます」いつものように心の中で言い、家を出る。
いつもと変わらない日。
だが、何かが違う。
私は昨日彼氏に振られたのだ。
今日は休んでやろうと思っていたのだが、それは出来なかった。
寝てない。
胃が痛い。
お腹をくだしている。
だけど私は仕事へ行くのだ。
彼氏に振られたからと言って仕事を休むわけにはいかない。
それに今日は忙しいのだ。
私は本屋で働いて1年半になる。いつものように雑誌を整理していると山川サンが声をかけてきた。
「小田サン、今日何か目腫れてるじゃん?」
山川サンと私は同期で同い年の21歳だ。
「昨日寝てないの〜」私はいつものように明るく振る舞う。
「何してたの?」
「ふふ。テレビに夢中になっちゃった」
「また〜?今日は早く寝なよ〜?」
「おぅ!」笑顔で答えた。
笑顔では答えられるものなのだ。私はグッと涙をこらえた。
こらえなければいけない。人前で泣くのはプライドが許さないのだ。
私はポーカーフェイスなのだ。
続く
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