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aki-第1章-?

[335]  1003  2007-12-17投稿
会社に出社すると、同僚の相原真弓が声をかけてきた。



「おはよう。昨日は何時まで残業だったのよ?待ってたのよ。」
年齢の割に若く見える真弓は、私よりも10歳も年上には見えない顔立ちを傾げながら話す。


「おはようございます。昨日は、いつも通りですよ。」
真弓とは見た目も性格も正反対なのに、何故かこの会社では1番話しが合うのだ。
年齢は違うが同時期に入社したのもその理由の1つで、頼りなさそうな外見とは全く違って仕事でのキャリアとスキルは誰よりも持っていた。



「本当、唯は仕事にはストイックだよねぇ。」
クスリと真弓が笑う。


「そうですか?」
私も同じくらい笑って見せた。


「そう言えば、佐々木課長がなくした財布が見つかったって喜んでたわよ。」

真弓は営業企画課だが、私のいる経理課に良く顔を出していた。


「昨日、拾ってくれた方が親切に届けてくれたんですよね。」
ふと、胸の奥に笑顔を思い出してしまった。


「唯は残業してたものね。わざわざ会社に届けにくるなんて。そんな親切すぎる人いるのね。あ、ねぇねぇ。男の人?格好良かった?」

真弓は根っからの恋愛肌という事を思い出す。



「さぁ…?男の方でしたけど、よく覚えてませんよ。」

笑いながら、私の胸の奥が今度はチクリとしていた。




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