SONG 第一章ステージ
胸は高鳴り、鼓動は激しく、空は曇り、蒸し暑く息苦しくて、今ステージに立ち君への想いを歌う
。
今にも雨が降りそうな空の下で、明石市民祭りの小さなステージが、俺達の初舞台だった。
観客は数百人は居るだろうか。
この日の為にバンドを結成し、ステージに立つ事を夢見てきた。
バンド名は「B-WING」俺が付けた。
どんな暗い過去や過ちだらけでも夢に向かって飛べると言う意味合いで黒い翼と付けた。
メンバーは5人。
俺には信用出来る心強いメンバー達。
そんなメンバーが居るから、俺は歌えた・・
俺はステージに立ち、辺りを見渡せる余裕が何故かあった。
伝えたい想いの相手は、ここには居ない。
でも、偶然にもステージは君の住む街の方向を向いていた。
スタンバイOKの合図。
曲のMCは俺の役、声を震わせながら口を開いた。
「次の曲は、昔の彼女との想い出と想いを綴った曲で、彼女の名前の漢字を一文字づつ抜き取った題名で、そんな想いを聞いて下さい。[百の希望に恵まれ君が]」
ドラムのスティックが、始まりを知らせ胸の鼓動は高鳴った。
君と出会ったから、今このステージに居る。
彼女との出会いが、今の俺だった。
。
今にも雨が降りそうな空の下で、明石市民祭りの小さなステージが、俺達の初舞台だった。
観客は数百人は居るだろうか。
この日の為にバンドを結成し、ステージに立つ事を夢見てきた。
バンド名は「B-WING」俺が付けた。
どんな暗い過去や過ちだらけでも夢に向かって飛べると言う意味合いで黒い翼と付けた。
メンバーは5人。
俺には信用出来る心強いメンバー達。
そんなメンバーが居るから、俺は歌えた・・
俺はステージに立ち、辺りを見渡せる余裕が何故かあった。
伝えたい想いの相手は、ここには居ない。
でも、偶然にもステージは君の住む街の方向を向いていた。
スタンバイOKの合図。
曲のMCは俺の役、声を震わせながら口を開いた。
「次の曲は、昔の彼女との想い出と想いを綴った曲で、彼女の名前の漢字を一文字づつ抜き取った題名で、そんな想いを聞いて下さい。[百の希望に恵まれ君が]」
ドラムのスティックが、始まりを知らせ胸の鼓動は高鳴った。
君と出会ったから、今このステージに居る。
彼女との出会いが、今の俺だった。
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