ブラッディ§レイン4
「僕から離れないでね?アリス!僕が05ブランを止めるから…僕達造られた者同士が争っちゃ駄目なんだ!!」
燃える山小屋の中で後ろで拳銃を構えるアリスに言う。
「……そうね……私達の兄弟ですものね……」
少し落ち込む表情を見せるが、納得したのか真っ直ぐ前を見る。
「ブランだって、きっと分かってくれるわ!」
その時山小屋の外から酷く濁った笑い声がする。
「…フフフ…クハハハハ…ハーッハッハッ!!その中で焼け死ぬといいよ…君達二人さえ倒せばママは生き返ってくれる…そうさ…僕達を置いていなくなったりしないんだ…そう…君達さえ殺せば!!」
真っ暗な夜を照らす業火の中でブランは叫びながら持っている双剣を振り回す。
「!!!…クッ…このままだと本当に小屋で二人焼け死んでしまう…なんとか脱出しないと…ゲホゲホ…」
ロミオは持ってるハンカチを自分の口元にあてがう。それを見たアリスも同じ様にハンカチをあてる。
「そうね…でも今出て行ったら間違いなくブランにその隙を突かれてしまうわ…どうするの?」
暫くアリスの話を聞いていたロミオが口を開き。
「僕が…」
「僕が??」
アリスは心配気に聞き直す。
「僕が囮になる…」
「!!?待って!!駄目よ!そんな事したら、貴方が…」
ロミオは静かに微笑んで「ううん…大丈夫!僕だってナンバーズなんだよ?そう簡単に死んだりしないから…大丈夫…心配いらないよ!だからアリス君だけ逃げるんだ!」
アリスは首を左右に振ってロミオに抱き着く
「駄目よ!絶対駄目!!残るんなら私が残るわ!私の方が戦闘レベルも貴方より高いわ!実戦も貴方より多い!!だから…」
「駄目だ!!僕が残る!!!」
初めてロミオはアリスに強く言い放つ。
「!!!!」
ロミオの初めて見る姿に少々驚き…思わず息を呑み込み相手を見る。そして、ロミオはいつもの穏やかな表情になり。
「いいアリス?僕が君を守る…必ずね?…そうしたいんだ…」
穏やかな表情でゆっくりとアリスにそう言いながら大鎌を構えて、外に飛び出す。
「アリス僕がブランを抑えるから!早く逃げて!!」
「ロミオ……分かったわ!!」
アリスもロミオに続き燃える小屋から飛び出すと背中越しにロミオの手を握り。
「必ず生きて私を追い掛けてね?約束よ?」
ロミオもアリスの手を握り返して。
燃える山小屋の中で後ろで拳銃を構えるアリスに言う。
「……そうね……私達の兄弟ですものね……」
少し落ち込む表情を見せるが、納得したのか真っ直ぐ前を見る。
「ブランだって、きっと分かってくれるわ!」
その時山小屋の外から酷く濁った笑い声がする。
「…フフフ…クハハハハ…ハーッハッハッ!!その中で焼け死ぬといいよ…君達二人さえ倒せばママは生き返ってくれる…そうさ…僕達を置いていなくなったりしないんだ…そう…君達さえ殺せば!!」
真っ暗な夜を照らす業火の中でブランは叫びながら持っている双剣を振り回す。
「!!!…クッ…このままだと本当に小屋で二人焼け死んでしまう…なんとか脱出しないと…ゲホゲホ…」
ロミオは持ってるハンカチを自分の口元にあてがう。それを見たアリスも同じ様にハンカチをあてる。
「そうね…でも今出て行ったら間違いなくブランにその隙を突かれてしまうわ…どうするの?」
暫くアリスの話を聞いていたロミオが口を開き。
「僕が…」
「僕が??」
アリスは心配気に聞き直す。
「僕が囮になる…」
「!!?待って!!駄目よ!そんな事したら、貴方が…」
ロミオは静かに微笑んで「ううん…大丈夫!僕だってナンバーズなんだよ?そう簡単に死んだりしないから…大丈夫…心配いらないよ!だからアリス君だけ逃げるんだ!」
アリスは首を左右に振ってロミオに抱き着く
「駄目よ!絶対駄目!!残るんなら私が残るわ!私の方が戦闘レベルも貴方より高いわ!実戦も貴方より多い!!だから…」
「駄目だ!!僕が残る!!!」
初めてロミオはアリスに強く言い放つ。
「!!!!」
ロミオの初めて見る姿に少々驚き…思わず息を呑み込み相手を見る。そして、ロミオはいつもの穏やかな表情になり。
「いいアリス?僕が君を守る…必ずね?…そうしたいんだ…」
穏やかな表情でゆっくりとアリスにそう言いながら大鎌を構えて、外に飛び出す。
「アリス僕がブランを抑えるから!早く逃げて!!」
「ロミオ……分かったわ!!」
アリスもロミオに続き燃える小屋から飛び出すと背中越しにロミオの手を握り。
「必ず生きて私を追い掛けてね?約束よ?」
ロミオもアリスの手を握り返して。
感想
感想はありません。