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先輩2

[155]  太陽  2007-12-20投稿

「怪我してるんでみてやって下さい」

保健室につき眉間にシワを寄せた先生が私の顔を覗きこんだ。
「ひどいわね…どうしたの!?」

『いや、転んで…』

「あのねぇ、転んでここまでなるかしら?」

『本当に転んだだけです!!』

「そう…」

先生はそれから何も聞かなかった。

「先生〜これ置いときま……だ、大丈夫??」

保健室に来た女の子、それがかなだった。

『あ、大丈夫だよ』

消毒して包帯を巻いてもらい保健室を出た。

『ありがとうございました』

かなと男に付き添ってもらい教室へ向かった。

「君達一年生?」

『はい』
「はい」

「やっぱりな、俺は2年の空(そら)だよろしくな」

『ここでいいです。迷惑かけちゃってごめんね』

「気にするな」
「気にしないで☆」

『ありがとう☆じゃあ』

少し歩くとあの友達たちがズラッといた。

「携帯みつかった〜?ハハハハッ」

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