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きのう泣いた君へ…

[152]  あつは  2007-12-21投稿
「ど…どした?」
ゆぅが、不安気に尋ねた。 
「あ。うぅん。なんでもない。素直に嬉しかっただけ」
今できる、精一杯の笑顔で私は答えた。 

「じゃ…いいんだけど。」 
照れくさそうにゆぅも笑う。ほんの少し、沈黙が続いた。 
「あ!サキ!肥後がさ、あんたに話あるってよ?」 

「肥後君が?」

そぅ。私のクラスメイト。後ろの席の肥後君。 

「何て?」

「バイトの話みたいよ?でもなんでサキなんだろね。もしかして、サキに気があるとか〜?藤井がいんのわかってるだろうにね〜」


今日1日で、忘れれるわけもないけど、なるべく聞きたくなかった名前は、案外、あっさりと聞く事となった。あたりまえか…。ゆぅは、なんにも知らないんだもんね…。 

「あ…そんなんじゃないよ。実は肥後ってさ、小学校からの幼なじみなんだ。家もすぐ近くだし…。それでだと思うよ」

ゆぅは、半分残念そうな顔をして、 
「な〜んだ。」
とつぶやいた。 

「明日は来れそう?無理はすんなよ〜。ぢゃっ!」 
そう言えば、毎日一緒にいるのに、お互いの家に来るなんて初めてだったから、なんとなく、ぎこちなく、終わったゆぅとの時間。 
ゆぅを見送った後、確かに珍しい、肥後君からの伝言がやけに気になった。

気付いたら、 
肥後君ちに、電話をかけていた。

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