携帯小説!(PC版)

魔王様

[332]  紫幸 燈子  2007-12-22投稿
愛しの貴方は…

魔王様…。

樹海の森に独りぼっちで棲んでいる…。

私は、とある王国の使用人。

皆は、貴方を恐がって…罵声を上げるけど。

私は…ううん。
きっと…私だけが、知ってるの。

貴方が、とても…とてもね…

“優しい”って事を…。

樹海に彷徨った時、貴方は…しがない使用人の私を助けてくれたわ。

例え、ソレが…気紛れでも…
貴方は…優しいの。

“愛してる”とは…恥かしくて…言えないけど、いつか…貴方の為だけの使用人になりたいから…

きっと貴方の元へ…。

その時は…

あの時の様な…微笑みで…

私を堕として?

私だけの…愛しの魔王様。

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