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カタコイ宅急便

[321]  悠月亜夜  2007-12-22投稿
私・久我山凛(クガヤマ リン)は恋をした。
それも究極の片思い。相手の名前は伊砂さん。知っているのは名字だけ…だって彼は、いわゆる『宅急便のお兄さん』。

年齢は20代後半〜30代前半。最初の印象は[ちょっと天然パーマの人]顔は記憶しようともしていなかった。


ネットショッピングにハマり始めた私は、届く商品にしか興味無かったから。普通は皆それが当たり前だと思う。
私が伊砂さんに興味を持ったのは、ほんの少しの彼の気遣いから。ある日少し大きな低反発のベッドマットをネットで買った時に、小雨が降ってるからと重いだろうソレをアパートの階段や廊下に手摺に付かないよう持って来てくれて、ドアから綺麗な床迄の空間を少し無理して持ち上げて置いてくれた。

別にダンボールの中のマットはビニールの入れ物の周りに雨避けに又ビニールで覆われてるから、多少小雨に濡れてもダンボールが汚れても困る程では無かったのに、ダンボールには雨粒も汚れ一つも無かった。
最初は『プロだから当たり前』位に思ってたけど、次に来た違う人の持って来た荷物を見てあれは伊砂さんの気遣いだと分かった。
だって普通に雨だったその日の荷物は袋は雨でデロデロで、チャイムを鳴らす時に廊下に置いたらしく底が雨で洗われた廊下の汚れを移して、最悪だったもの…。
それから伊砂さんは私の中で『感じの良い人』になった。

だからといって何か喋るわけでも無く、必要最低限な会話が続いていた。


あの日までは…

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