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 星 ?

[243]  I A  2007-12-23投稿
 道


それから毎週のように誘われ遊ぶようになっていた。

そんな日が続いて、めずらしくお兄に誘われた。
いつもは他のメンバーに誘われてからお兄も来るってかんじだったけど、その日だけお兄から着信がなった…。

いつものように約束の場所にむかう…。
車で20分どんどん市街から離れていく…。
(ずいぶん遠いーな…。)
霧がでていて前が見にくい…。
山をどんどんのぼっていくかんじだった…。
曲がりくねった道が終わったと思ったら大きな駐車場が国道添いに見えてきた…。
(ここか…。)
車からおりるとお兄とまさとがいた…。
(二人?めずらしーな…。)
「どーしたん?ここめっちゃ遠いーやん!!」
「サッカーしてるんよ!」
「二人で…?淋しー…。」
「やかましいわ!!」
そう言われいつものやりとりで笑う…。
そのときはこの町にあの場所があるとは思ってもいなかったんだ…。

「じゃー俺帰るわ!また遊ぼうやぁ!」
しばらくしてお兄は車で去っていった…。

「送ってもらわなくていいの?」
「いいよ!俺まだ用事あるし!」
「そうなんや!!」

「………………。」
沈黙が続く…。

二人きりになってからあたしもまさととは今日で三回目に会うし、なにより年下の男の子に何を話したらいいのかわからなかった…。
「…じゃああたしも明日早いし帰るね!!」
そういったとたん、まさとが少しためらいながら携帯をとりだし聞いてきた。
「ケータイ番号教えてや!」「…。
いいけど…。」

(お兄に聞いたらいいのに…。)
そう思いながら番号を教える。
「090の………………」

携帯に番号を登録していくまさと…。
「おっけ!」

「じゃあワンコールしといて!!またねっ!」
そう言ってあたしはすぐ車に乗った。
とりあえずなぜかどきどきしててこの場所から立ち去りたかった…。

すぐに車のエンジンをかけた…。
まさとに手を振りまさとも笑顔で振りかえす。
駐車場をでて車のバックミラーをみるとまさとがまだこっちを見ていた…。
心臓がまた強くどきっとした…。


アクセルを強く踏んだ…。

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