aki-第2章-?
私は彼を好きなのだ。
これは紛れもない事実。
懐かしいと感じたのは、かすれて消えかかっていた記憶。
「もう時間です。」
彼が腕時計を見ながら言う。
私は相変わらず言葉が見つからないでいた。
「もう1どきちんとあなたと話しがしたい。
仕事が終わったら、このビルのロビーで待ってます。
今日1日中待ってます。嫌なら無視してくれてかまわない。」
そう言うと、彼は振り向く事なく私の視界から消えて行った。
相変わらず周りは賑やかで、まるで私だけがどこか別の世界にいるような感覚がした。
きっと、驚いている。
驚いて、そして、嬉しかった。
『初恋は実らない』と言うけれど、初恋が実ったらこんな気持ちになるのだろうとすら思えた。
私も、もう1度だけ――――――――――――――――――。
これは紛れもない事実。
懐かしいと感じたのは、かすれて消えかかっていた記憶。
「もう時間です。」
彼が腕時計を見ながら言う。
私は相変わらず言葉が見つからないでいた。
「もう1どきちんとあなたと話しがしたい。
仕事が終わったら、このビルのロビーで待ってます。
今日1日中待ってます。嫌なら無視してくれてかまわない。」
そう言うと、彼は振り向く事なく私の視界から消えて行った。
相変わらず周りは賑やかで、まるで私だけがどこか別の世界にいるような感覚がした。
きっと、驚いている。
驚いて、そして、嬉しかった。
『初恋は実らない』と言うけれど、初恋が実ったらこんな気持ちになるのだろうとすら思えた。
私も、もう1度だけ――――――――――――――――――。
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