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太陽の冷笑と北風の無心

[121]  しを  2007-12-23投稿
恋人よ 朝が来た
最後を告げる日が昇る
このまま誰も傷つけず
下らない話だけしていたいけれど
僕らは外に出なくちゃならない
嘘しか吐けない口を持って
ピエロみたいな顔をつけて
僕らは一歩前に進む
こないだ観た映画のような
荒野の風は吹いちゃいない

恋人よ 忘れないで   
たとえ許されなくても
たとえ殺されても
誰にも夜はやってくる
その時はもう一度
あと一度だけでいい
体をくっつけて
心もくっつけて
二人で 眠ろう

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