危険地帯
その日は文化祭の準備で夜8時を過ぎても3年の教室は明るかった。 「なんとかおわりそうかな…」ため息をつきながら床に座りこんだ、 部活を辞めて久しぶりに体を動かした、 部活はサッカー部で小学校からやっている 「浩太くんそっち終わった?」後ろから声がして振り向いた。 「一応終わったよ」 幼なじみの綾香、みんなからは「アヤ」と呼ばれている。 色白で背が小さい、大きな目が特徴かな俺はけっこうかわいいと思っている 「私のほうも終わったからそろそろ帰ろうかなぁ…一緒に帰らない?」 「いいよ、じゃあ翔太よんでくる」 翔太とも幼なじみだ、3人とも家が近くで小学生のころからいっしょに下校していた、 翔太とは別の学科でクラスも違う一番端のAクラスだ…このクラスは男子しかいないということもあってかいろいろと問題の多いクラスだ。 Aクラスにはいって翔太を探した、すごく騒がしい…文化祭の出し物もまったくできあがってないようだ 「おぅ浩太!何?帰んの?」翔太は教室のベランダで携帯をいじっていた 「うん、だいたい出来上がったからよ」 「Eクラス終わったのか!?さすが優等生クラス!」 いつも翔太は声がでかい 「アヤも待ってるから早く帰るぞ」 ため息をつきながら言った。 「OK!OK!」翔太はいそいでカバンを持って教室からでた。 アヤはEクラスの廊下で友達の春香としゃべっていたみんなからは「ハル」、「ハルちゃん」と呼ばれている。 アヤがこっちに気づくとハルに「じゃあ、明日ね!バイバイ」 と言って別れた
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