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初恋?

[212]  エリ  2007-12-24投稿
学校際準備に追われる毎日は、楽しかった。
相変わらず、マイ達には避けられていたけど、前ほどは気にならなかった。
マスコット制作は大変だったけど、渡辺もカナコ先輩も一緒にいてくれたし、カナコ先輩の友達も、仲良くしてくれた。
マスコットは骨組みを作って、その上に紙をはって、ペンキで色を塗っていく。
ペンキで色を塗り始めて、もうすぐで仕上げというところまできていた。
いつもどおりみんなでペンキを塗っていると、見覚えのある女の子が来た。
「コウちゃん!手伝いにきたよ!」
「おぉ、サチコじゃん!マジ助かる〜!」
「あ!サチじゃん!久しぶり〜」
渡辺の事を“コウちゃん”と呼んで、カナコ先輩も知ってるらしかった。
「加藤さんもおつかれさまぁ〜」
背が高く、スタイルもよくて、長いストレートの髪を耳にかけて笑いかけてくれてる“サチコ”は美人なんだけど、どこか幼さを残す笑顔をしていた。
「お疲れさま」
少し戸惑いながら返事をすると、様子を察したようだ。
「同じクラスの村田幸子です!よろしく!」
「ごめんね。クラスみんなの名前覚えてなくて。」
照れて笑うと、いいょ!とまたサチコは笑顔になった。

それからサチコは毎日手伝いにきてくれた。
サチコはバスケ部に所属していて、カナコ先輩とは家が近所で子供の時からの友達だった。
カナコ先輩と一緒にいたとき渡辺と仲良くなったらしい。
そして、同じクラスの松永美香とも仲良くなった。
ミカは他県から3月に引っ越してきて、サチコとは入学してから仲良くなったらしい。
ミカには同じクラスの麻生大樹という彼氏がいた。
私はコウヘイ、サチコ、ミカ、ダイキとよく一緒に過ごした。
コウヘイはグループのなかでは、頼れるお兄さんタイプで、サチコは世話やきなお姉さんタイプ、ミカはワガママな性格だった。
ダイキは客観的にまわりをみていて、ミカのワガママには弱かった。
私自身、ダイキはちょっと苦手なタイプだった。
目を見て話せない。
見たら私の考えてること全部見透かされてしまうような気がした。

学祭当日はミカはダイキと2人でまわると言っていたので、私とサチコとコウヘイは3人でカナコ先輩のクラスに行ったり、冷房がかかっている図書室でおしゃべりしたり、楽しく過ごした。

みんながいてくれたから、淋しい想いはなかった。
みんなに伝えられないくらい、ありがとうの気持ちがいっぱいだった。

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