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Human or Demon? ?

[300]  漣斗  2006-04-05投稿
 「え―――っ!私が魔物と旅をする〜っ?」
 「あぁ。そぉだ」
 少女達は、小さな家の中で話し合っている。
 「何で私が?!」
 「しょうがないだろう・・・。貴方しかいなかったんだ」
 長老が言う。
 「まず、内容を説明して下さい。それからです」
 「君達に旅をしてもらう際に、町のあちこちにいる賞金首を捕まえる仕事をしてもらう」
 1人の村人が言う。
 「それで、その賞金首につけられた金をこの村に送ってほしいのだ」
 長老が言う。
 「もぅ、この村は滅茶苦茶だ・・・中心部は人が住める状況ではない・・・」
 「村のため・・・―――。分かりました」
 「行ってくれるのかね?」
 「はい。村のためなら」
 「忝い・・・」
 「では、早く準備を!」
 1人の村人が立ち上がって言う。
 「1つ・・・、聞いていいか?」
 「何だね?」
 魔物が長老に問う。
 「俺を狩った奴の名は、何て言うんだ?」
 「・・・何といったか・・・。りょ・・・諒・・・」
 「!・・・分かった。充分だ」
 と、言って魔物は家を出る。

 人の名前を聞いて、何なんだろ・・・?

 「準備、出来ました」
 「では、行ってきます」
 少女が家を出ようとする。
 「あぁ、待ってくだされ」
 「?」
 長老は手のひらほどの袋を渡した。
 「これは、魔物に心を与えるための薬です」
 「心・・・ですか」
 「まぁ、『心薬』とでも覚えておいてください」
 少女は、その袋を見る。
 「それを飲むと、心はもちろん自分で魔物になろうとする時、ならなくてもいい時が自分で調整できます(夜だけ)」
 「分かりました!ありがとうございます」
 少女と魔物は車に乗り込み、その村を出た。

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