MARIA〜人魚の恋〜(2)
「やっぱりミールが一番よね!」
「そんな事ないわ。シルアの方がハンサムよ〜」
「え〜、二人ともどうかと思うわぁ。私はー…」
一人が話終える前に横を勢い良く通り過ぎる影。
恋話に花を咲かせていたのも忘れて、三人共が通り過ぎた後を目で追った。
「ちょっと〜!マリア、危ないじゃないっ!」
真ん中に座っていたリリーがアップにしているお団子頭を押さえて声を荒げた。「そうよ、そうよ!」
両隣に座っていた双子のメーグとメーナも口々に注意する。
マリアは離れた所でくるりと優雅にターンをすると
「あーら、ごめんなさいっ。でもあんまり怒ると潰れた顔が更にひどくなるわよ☆」
と、口元を押さえて笑った。
それを聞いたリリーは目を丸くして顔を真っ赤にした。
「なっっ、何ですって〜!!」
その後ろでメーグとメーナが涙ぐんで寄り添っている。
「ちょっと可愛いからっていい気にならないでよね!」
リリーが頬を膨らましてマリアに言い寄る。
フフン♪と鼻を鳴らしたマリアは眼中にないといった感じで素早くその場を離れるが…
そんな様子を後方で見ていたシュリーは呆れながら呟いた。
「マリアがそんな態度とるから友達いないんだよ?…」
「そんな事ないわ。シルアの方がハンサムよ〜」
「え〜、二人ともどうかと思うわぁ。私はー…」
一人が話終える前に横を勢い良く通り過ぎる影。
恋話に花を咲かせていたのも忘れて、三人共が通り過ぎた後を目で追った。
「ちょっと〜!マリア、危ないじゃないっ!」
真ん中に座っていたリリーがアップにしているお団子頭を押さえて声を荒げた。「そうよ、そうよ!」
両隣に座っていた双子のメーグとメーナも口々に注意する。
マリアは離れた所でくるりと優雅にターンをすると
「あーら、ごめんなさいっ。でもあんまり怒ると潰れた顔が更にひどくなるわよ☆」
と、口元を押さえて笑った。
それを聞いたリリーは目を丸くして顔を真っ赤にした。
「なっっ、何ですって〜!!」
その後ろでメーグとメーナが涙ぐんで寄り添っている。
「ちょっと可愛いからっていい気にならないでよね!」
リリーが頬を膨らましてマリアに言い寄る。
フフン♪と鼻を鳴らしたマリアは眼中にないといった感じで素早くその場を離れるが…
そんな様子を後方で見ていたシュリーは呆れながら呟いた。
「マリアがそんな態度とるから友達いないんだよ?…」
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