超年下彼氏
「俺おまえんこと好きだ」やけに大人びた声で、二度目の告白をされたのは高校二年生の秋。
風のにおいに稲穂特有の青臭さと、秋のゆるやかになりはじめた太陽の温さの残る夕焼け。
場所は前から不良の溜り場と噂の神社の参道という最悪なシチュエーションなのに、嬉しくて切なくて胸がときめいた。
どんなときでもどんな場所でも好きな人に告白されれば嬉しい。
だけど
わたしも。とすぐに言えなかった。
夕日に照らされて幼い表情と、学ランに縫い付けられた『九木第一中学校一年・坂田翔』の名札が目に入る
そう、彼は13歳にして、17歳のわたしに告白してきたのだ。
風のにおいに稲穂特有の青臭さと、秋のゆるやかになりはじめた太陽の温さの残る夕焼け。
場所は前から不良の溜り場と噂の神社の参道という最悪なシチュエーションなのに、嬉しくて切なくて胸がときめいた。
どんなときでもどんな場所でも好きな人に告白されれば嬉しい。
だけど
わたしも。とすぐに言えなかった。
夕日に照らされて幼い表情と、学ランに縫い付けられた『九木第一中学校一年・坂田翔』の名札が目に入る
そう、彼は13歳にして、17歳のわたしに告白してきたのだ。
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