ひなたの憂鬱4
母親の結婚話はそのうち破談となり、祖母は私にほれみた事か、としょっちゅう言っていた。自分がブスだから二枚目ばかり選ぶからだ、と、いつもぶつぶつ言っていた。子供ながら、新しいお父さんは、不細工よりはカッコいい方がいいなぁ…と私は思ったが、口にだす事はなかった。そんな事を言ったら祖母にこんこんと説教されるのがおちである。
私には母の弟である伯父が二人いるが、一人は私が小学校に入る頃東京に就職していった。地元に残った伯父はおとなしく優しい人であった為か、結婚も弟より遅かった。時々遊びにくる東京の伯父の性格は全く逆で、小学生である私に、女のおしゃれや、買い物の仕方、はては男の選び方等をよく伝授していた。パチンコ屋によく連れていかれたが、玉拾いが私の仕事である。飽きて騒ぐと頭を叩かれたが数分後にはお互いが忘れてしまっていた。
一人はおとなしく優しい穏和な人でもう一人は、短気で社交的なおちゃらけた人だった。まさしく兄と弟という感じであった。
私が小学校高学年の時、そのおとなしい伯父がめでたく結婚する事となった。
私には母の弟である伯父が二人いるが、一人は私が小学校に入る頃東京に就職していった。地元に残った伯父はおとなしく優しい人であった為か、結婚も弟より遅かった。時々遊びにくる東京の伯父の性格は全く逆で、小学生である私に、女のおしゃれや、買い物の仕方、はては男の選び方等をよく伝授していた。パチンコ屋によく連れていかれたが、玉拾いが私の仕事である。飽きて騒ぐと頭を叩かれたが数分後にはお互いが忘れてしまっていた。
一人はおとなしく優しい穏和な人でもう一人は、短気で社交的なおちゃらけた人だった。まさしく兄と弟という感じであった。
私が小学校高学年の時、そのおとなしい伯父がめでたく結婚する事となった。
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