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LASTSUMMER#32 『エースを出すまで…』

[477]  SETTARMEN  2007-12-26投稿
【1回表1死1塁】


打席には滝本龍夜。


スイッチヒッターのリュウヤは右打席に入った。


ケイタ『頼むぞ!リュウヤぁ〜!!』


アキ『変化球狙ってこ〜!!』


一塁ベンチからは次々と声がとぶ。


注目の初球。


バン!!



リュウヤのバットが止まった。



主審『ボール!』



真ん中低めの変化球をリュウヤが見逃した。


続く2球目。



カキーン!!



主審『ファール!!』


外の変化球を右方向へ流し打ったが、打球は切れた。



カズマ『変化球多いよ!絞ってこう!』



確かに相手投手の矢沢は変化球を多投していた。


それを知ってか知らずかリュウヤは……



3球目に…




カキーン!!




今度は内角低めに落ちるカーブをレフトに引っ張った。



打球は………




レフトライン際に落ち、相手レフト市川がこれを拾った。




ケイタ『やったぜぃ!ナイバッティン!!』



これで1ナウト1、2塁。



俺は続く打席に立つタクに
『タク!チャンスだぞ!頼むぜ!』
と叫んだ。




タクがゆっくりと打席に入った。



雪村『矢沢!切り替えろ〜!次4番だぞ!』


矢沢『はい!』
雪村の声にマウンドの矢沢が応えた。



天豪三の内野からも次々声がとぶ。



辻村『矢沢〜!ゲッツーとるぞ〜!』


八木沼『ショートに打たせろ!ゲッツーだ!』



雪村『1ナウトランナー1、2塁!内野ゲッツー!外野バックホーム!!』



捕手雪村の声にナインが応えた。



『へーい!!』



曾我端『さ、早めに相手エースを引っ張り出せるかみものだな。4番の勝負強さ見せてもらおうか…』


曾我端さんが呟いた。



2年生投手、矢沢対藤城中4番、村上。



初回のチャンスに1塁側の藤城ベンチが息を飲んでこれを見守った。

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