初恋?-1
あれから1週間。
ミカの部活は続いている。
ダイキは毎日ミカを教室で待ってから、家まで送って帰っている。
ミカはサチコから怒られたことなんて全然気にしていなかった。
そんなミカの態度を見てサチコは諦めたみたいだった。
私はダイキと話す機会がふえた。
でも、目が苦手なのは変わらない。
あいかわらず緊張する。
言葉を慎重に選んで文章を組み立てて話している感じだった。
この1週間でダイキはミカの異変に気付いていた。
「加藤さんさ、ミカから何か聞いてない?」
不意打ちな質問に体が固まった。
「何を?」
知らないふりをして答える。
「ミカの気持ち。」
ダイキはたぶん私の態度で気付いていたと思う。
ミカのダイキへの本当の気持ちを、私が知ってて隠していることを。
「ミカってさ、結構ワガママじゃん。それで最初の頃一人で空回りしててさ、それ見て危なっかしいなって思って気になり始めたんだ。思い切って話しかけたら、本当に変わっててさ。他の奴らとは違ってて、それが面白くて、告白したんだよね。」
「今度はノロケ話?」
冗談っぽくツッコミを入れると、ダイキは淋しそうに微笑んだ。
ミカの部活は続いている。
ダイキは毎日ミカを教室で待ってから、家まで送って帰っている。
ミカはサチコから怒られたことなんて全然気にしていなかった。
そんなミカの態度を見てサチコは諦めたみたいだった。
私はダイキと話す機会がふえた。
でも、目が苦手なのは変わらない。
あいかわらず緊張する。
言葉を慎重に選んで文章を組み立てて話している感じだった。
この1週間でダイキはミカの異変に気付いていた。
「加藤さんさ、ミカから何か聞いてない?」
不意打ちな質問に体が固まった。
「何を?」
知らないふりをして答える。
「ミカの気持ち。」
ダイキはたぶん私の態度で気付いていたと思う。
ミカのダイキへの本当の気持ちを、私が知ってて隠していることを。
「ミカってさ、結構ワガママじゃん。それで最初の頃一人で空回りしててさ、それ見て危なっかしいなって思って気になり始めたんだ。思い切って話しかけたら、本当に変わっててさ。他の奴らとは違ってて、それが面白くて、告白したんだよね。」
「今度はノロケ話?」
冗談っぽくツッコミを入れると、ダイキは淋しそうに微笑んだ。
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