LASTSUMMER#35 『王者の初回』
【1回裏】
冴木が左打席に入った。
天堂寺がゆっくりと振りかぶって投げた。
ズバーン!!
主審『ストライ〜ク!』
天堂寺渾身のストレートがど真ん中に決まり1ストライクをとった。
続く2球目。
!!!
コン…。
セーフティ!!
リュウヤ『チッ…』
不意をつかれたリュウヤはスタート遅れた…
塁審『セーフ!!』
冴木も足が速かった。
無死1塁。
カズマ『サード切り替えてこう!ノーアウトランナー1塁!内野ゲッツーな!外野3つ!』
捕手のカズマが声を掛けた。
続く相手2番は辻村。
右打席に入った辻村はやや身長が低め。うちのユウ君と同じような感じだった…
リュウヤ『ショート行くぞ!』
リュウヤが言った。
俺は
『OK!ゲッツー?!』
と応えた。
初球。
タク『走った!!』
冴木がスタートを切った。
辻村はサードにプッシュ気味にバントをした。
カズマ『サード!!』
サードのリュウヤが今度はいいダッシュを見せた。
塁審『アウトっ!』
よしっ!これで1ナウト。
…と思った瞬間だった…
俺の前を冴木が通り過ぎた…
しまった…
カズマ『タク!3つ!!』
俺は急いでサードのベースカバーに入ったが、間に合わなかった…
守備の穴を突いた完璧なバント&ランだった…
リュウヤ『ベースカバー忘れんな!基本だろ!』
リュウヤが少し強い口調で言った。
俺は
『おう…』
と小声でいった。
…とにかく1ナウトランナー3塁だ。
カズマ『1ナウト。ランナー3塁。内野は、1点いいから(アウト)1つ取ろう。外野タッチアップ警戒!』
藤城内野陣は前進守備はせずにアウト1つとる選択をした。
さぁ、ここから相手の強力クリーンナップを迎える…
冴木が左打席に入った。
天堂寺がゆっくりと振りかぶって投げた。
ズバーン!!
主審『ストライ〜ク!』
天堂寺渾身のストレートがど真ん中に決まり1ストライクをとった。
続く2球目。
!!!
コン…。
セーフティ!!
リュウヤ『チッ…』
不意をつかれたリュウヤはスタート遅れた…
塁審『セーフ!!』
冴木も足が速かった。
無死1塁。
カズマ『サード切り替えてこう!ノーアウトランナー1塁!内野ゲッツーな!外野3つ!』
捕手のカズマが声を掛けた。
続く相手2番は辻村。
右打席に入った辻村はやや身長が低め。うちのユウ君と同じような感じだった…
リュウヤ『ショート行くぞ!』
リュウヤが言った。
俺は
『OK!ゲッツー?!』
と応えた。
初球。
タク『走った!!』
冴木がスタートを切った。
辻村はサードにプッシュ気味にバントをした。
カズマ『サード!!』
サードのリュウヤが今度はいいダッシュを見せた。
塁審『アウトっ!』
よしっ!これで1ナウト。
…と思った瞬間だった…
俺の前を冴木が通り過ぎた…
しまった…
カズマ『タク!3つ!!』
俺は急いでサードのベースカバーに入ったが、間に合わなかった…
守備の穴を突いた完璧なバント&ランだった…
リュウヤ『ベースカバー忘れんな!基本だろ!』
リュウヤが少し強い口調で言った。
俺は
『おう…』
と小声でいった。
…とにかく1ナウトランナー3塁だ。
カズマ『1ナウト。ランナー3塁。内野は、1点いいから(アウト)1つ取ろう。外野タッチアップ警戒!』
藤城内野陣は前進守備はせずにアウト1つとる選択をした。
さぁ、ここから相手の強力クリーンナップを迎える…
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