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愛しい人〜第六話〜

[307]  みのる。  2007-12-29投稿
あの 公園の出来事から 数カ月がたっていた。
もう……
スッカリ 肌寒い 季節へと変わっていた。

僕は、あの日から 立ち直れない毎日を 過ごしていた。

今 だって そうだ?? ベットに横たわり 天井を見つめながら……。
あずみの『私だって普通の女の子 普通の恋愛がしたい』言葉を何度も何度も思い浮かべていた。

自分は どうしてこんな身体で生まれてきたのか?
何の為に生まれてきたのか?

19年間 初めての 彼女であり 家族以外 の人と過ごす幸せの日 だったのに??

健康に 人並みの身体だったら こんな 苦しみを味わないで済んだのだろうか? ……。

自分を否定し続け……。 自分を攻める毎日を過ごす日だった。

神まで 恨んだりしていたが……。

神は、僕を見捨てていなかった??

『ピロ♪ ピロ♪』と携帯が鳴った??

僕は、横たわった まま携帯に手を伸ばし 携帯を開くと………。
そこには 『野田 あずみ』 と 表示されていた。
僕は 眼を大きくあけ。 少し 戸惑いながら 通話ボタンを押し 耳元に携帯をあてた。

『もしもし 一樹 元気? 久しぶりだね。』と彼女の声だった。

僕は、 直ぐに声が出なかった。
でも もう一度彼女の声が聞けるとは 夢にも思ってなかった。
嬉しくて 涙が自然と溢れたのだった。

『…… 元気だよ』と言うと 彼女は『嘘ばっかり 検診もあまり 行ってないみたいじゃないの?? 必ず 今日 両親と 検診に行って??
一樹にとって 良い知らせがあると思うから。 だから 必ず 今から 直ぐに 行ってね』と彼女は 言い残し 電話を切ったのだった。

僕は、『元気だよ』としか喋れなかったが 彼女の声 を 聞けて 幸せだった。

僕は、彼女に言われた用に 両親を連れて 病院に向かう事にしたのだった。

つづく。

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