夢を選んだパパ4
私は言われるがまま座った。
「引っ越すコトになった」ママは言った。
「どこに?」
「これからそれは探す」
私は引っ越さなくてはいけなくなった理由は聞かなかった。
何日かしてからママが「理由聞かないんだね」と言った。
だから私は「なんで引っ越すの?」と聞いた。そしたらママはりおが嫌な思いするかと思って黙ってたんだけど…「お兄ちゃんが裏の家のお風呂を覗いたらしくてね警察に捕まったの。裏の家の人はまだ若いし将来がある身だから引っ越すんなら許してくれるって言われてね…」
兄貴は音楽で才能を発揮してそっち関係の仕事をしてた。
それを知ってた裏の家の人がそんな犯罪を犯した兄貴の将来を考えて引っ越してくれれば無しにしてくれるというのだ。
「なにそれ…」
私は言葉を失った。
「覗きって…あり得ないよそんなの」
これからどんな顔して兄貴と暮らしていけばいいかわからなかった。それと同時に勝手すぎる家族にうんざりした。信頼してた人たちに次々に裏切られた気分でまたたくやに会いに家を出た。
自分の居場所をたくやといる時しか感じられなかった。
たくやは黙って話を聞いてくれて「りおの家族がどうであろうと俺はりおが大好きだから。大丈夫だよ」たくやはそう言って抱きしめてくれた。
そんな優しい彼がいるから私はなんとか現実を受けとめるコトができた。もちろん時間はかかったし兄貴とは前より距離がある。恨んだりもした。避けたりもした。でも家族である以上知らんぷりはできない。
引っ越し先を隣の街で見つけそれから1ヶ月後家を出るコトになった。
ところがある日私の体に異変が起きた。
続く
「引っ越すコトになった」ママは言った。
「どこに?」
「これからそれは探す」
私は引っ越さなくてはいけなくなった理由は聞かなかった。
何日かしてからママが「理由聞かないんだね」と言った。
だから私は「なんで引っ越すの?」と聞いた。そしたらママはりおが嫌な思いするかと思って黙ってたんだけど…「お兄ちゃんが裏の家のお風呂を覗いたらしくてね警察に捕まったの。裏の家の人はまだ若いし将来がある身だから引っ越すんなら許してくれるって言われてね…」
兄貴は音楽で才能を発揮してそっち関係の仕事をしてた。
それを知ってた裏の家の人がそんな犯罪を犯した兄貴の将来を考えて引っ越してくれれば無しにしてくれるというのだ。
「なにそれ…」
私は言葉を失った。
「覗きって…あり得ないよそんなの」
これからどんな顔して兄貴と暮らしていけばいいかわからなかった。それと同時に勝手すぎる家族にうんざりした。信頼してた人たちに次々に裏切られた気分でまたたくやに会いに家を出た。
自分の居場所をたくやといる時しか感じられなかった。
たくやは黙って話を聞いてくれて「りおの家族がどうであろうと俺はりおが大好きだから。大丈夫だよ」たくやはそう言って抱きしめてくれた。
そんな優しい彼がいるから私はなんとか現実を受けとめるコトができた。もちろん時間はかかったし兄貴とは前より距離がある。恨んだりもした。避けたりもした。でも家族である以上知らんぷりはできない。
引っ越し先を隣の街で見つけそれから1ヶ月後家を出るコトになった。
ところがある日私の体に異変が起きた。
続く
感想
感想はありません。